• ニュースリリース

日清紡ホールディングスとの共同実証実験、成果を確認し社会実装へ
〜日清紡の植物工場と日販の場づくりをかけあわせたCity Farming事業〜

 

 日販グループホールディングス株式会社(代表取締役社長:吉川 英作、以下:日販GHD)、および日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は、 日清紡ホールディングス株式会社(代表取締役社長:村上 雅洋、以下:日清紡)とともに2022年8月よりCity Farming事業の実証実験を行ってまいりました。
 実証実験の期間で、収益性と顧客導入ニーズを確認し、都市生活空間で持続的に栽培する仕組みを確立することができました。この成果を踏まえ、日清紡の栽培技術コンサルティングを受けながら、拡大事業投資を進め、全国47都道府県への展開を目指してまいります。

■City Farming とは
年間を通し毎日新鮮ないちごが収穫できる植物工場を生活空間に提供する新サービスです。「文喫」や「箱根本箱」などの様々な場づくりを手掛けた日販が事業開発、完全制御型植物工場で国内初となるいちご量産栽培に成功した日清紡が技術開発を、それぞれ行いました。「持続可能な都市生活と華やかで豊かなコミュニティ」の創造を目指し、店舗、オフィス、公共空間といった、様々な生活の場に提供してまいります。

■実証実験の成果
①日販グループが手掛ける施設3か所に導入し、各店舗で収益性を確認することができました。
②25法人が導入を検討中、うち5法人の導入準備を進めており、顧客導入ニーズを確認することができました。
③City Farming独自の栽培技術・サービスを確立。都市生活空間で持続的にいちごを栽培することが可能になりました。

■成果の詳細

①華やかで豊かなコミュニティの創造 ‐収益性の確認‐
― 「文喫 六本木」2022年8月9日~9月11日
新商品としていちごショートケーキを提供し、入場者の5人に1人に購入いただきました。またその場で収穫したいちごを定番メニューにトッピングするサービスを提供し、スイーツメニューの売上が前年比4倍になりました。店舗入口に常設したCity Farmingによる集客効果も表れ、店舗全体の売上前年比は1.2倍となりました。
リリース:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_bunkitsu_20220803/

―「ohagi3南町田店」2022年9月1日~9月28日
店頭に設置したCity Farmingのショーケースを集客のフックに、City Farming産のいちごを使用したオリジナル新商品を販売し、商品売上前年比が1.2倍になりました。
リリース:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_ohagi3_20220826/

―「TSUTAYA BOOKSTORE下北沢」 2022年10月1日~ ※現在も導入中
TSUTAYA BOOKSTORE下北沢を起点に、街ぐるみの地産地消を掲げ、商業施設、周辺地域を巻き込み商品開発の輪を拡げる取り組みを実施しました。
リリース①:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_shimokitazawa_20220929/
リリース②:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_20230201/

②華やかで豊かなコミュニティの拡がり ‐顧客導入ニーズ‐
ホリデイズ株式会社(代表取締役社長:落合 裕一)が手掛ける「ohagi3」の直営店、ohagi3 FLAGSHIP SAKAEに「City Farming」を導入いただきました。さらに、「ohagi3」ブランドとのコラボレーションで、「City Farming」を中心に据えたいちごスイーツ専門店「ichigo3尼ケ坂店」が新たにオープンいたしました。

―「ohagi3 FLAGSHIP SAKAE」 2022年12月20日~2023年2月28日
リリース:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_20221216/

―「ichigo3尼ケ坂店」 2023年3月25日OPEN
リリース:https://www.nippan.co.jp/news/cityfarming_20230324/

 さらに、実証実験を経て、25の法人が導入を検討中で、うち5法人の導入準備を進めております。
<検討いただいている主な業態>
カフェ、スーパーマーケット、オフィス、百貨店 etc.

③持続可能な都市生活の実現 ‐City Farming独自の栽培技術・サービスの確立‐
・季節を問わずにいちごが育ち、毎日収穫を楽しむことができます。
・栽培期間中は農薬不使用で、その場で採れたてのいちごをシェアできます。
・店舗空間・オフィス・公共空間などに導入可能なコンパクトサイズで、100Vのコンセントがあれば、栽培・設置が可能です。
・継続的な栽培を可能にするため、光源・温度管理・養液循環などを自動で制御します。加えて、いちごの株のメンテナンス等、誰もが安心してCity Farmingを体験できるよう様々なサポートを行います。

■今後の展開について
 City Farmingを全国47都道府県へ展開することを目指し、投資拡大を行ってまいります。具体的には、現在導入を検討いただいている、リテール市場やオフィス市場へ順次提供を進めていきながら、住空間や公共空間などより生活に身近な場へ拡大する計画です。今後の導入先については、順次リリースにて詳細を発信いたします。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 プラットフォーム創造事業本部:山元、定塚、小林
TEL. 03-3233-4802

■取材に関するお問い合わせ
日販グループホールディングス株式会社
日本出版販売株式会社 社長室広報課:吉野、菅野
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