出版社、文具・雑貨メーカーから全国の書店へ、
コンビニエンスストア(CVS)へ、そして生活者へ。

仕入について

purchase

出版物の仕入

出版社が事前に書誌情報を申請の上で、仕入部門が窓口となり、商談をしています。
過去の売上実績や市場動向を参考に仕入部数・取引条件を出版社と相談しながら決めています。
仕入れた書籍・雑誌の取引先への送品数は、取引先からの希望数、過去の販売実績、客注数などを参考に決定されます。

書籍・雑誌新刊の流れ

  • 仕入数商談

    01

    書籍仕入部門が窓口となり、出版社と仕入部数の商談をしています。
    過去の売上実績や市場動向を参考に仕入部数・取引条件を出版社と相談しながら決めています。

  • 送品数決定

    02

    仕入れた書籍・雑誌を、どの書店に何冊送品するかを決めています。
    送品数は書店からの希望数、過去の販売実績、書店様注文数を参考にしています。

情報伝達

出版社向けには、流通データや書店店頭の販売データがリアルタイムで把握できる「CANTERA」をカタリスト社を通じて提供しています。
書店向けには、出版情報検索・発注・注文追跡・新刊送品案内などの機能で日常業務をサポートする「NOCS」、チェーン店単位で売上・単品管理を実現する「サポートC」を提供しています。

  • BookEntry

    BookEntry

    JPROデータを起点に出版社様の搬入情報の登録や部数契約などの一連の業務全てをオンラインで完結させる、新たなプラットフォーム。

文具・雑貨の仕入

書店に欠かせない商材である文具・雑貨も、出版物と同様、メーカー様から直接仕入れて書店にお届けする「オールインワン商物流」を実現。仕入だけでなく、各種サービスや売場づくりのご提案を通して、書店の商材拡大を強力にバックアップします。

  • 文具の発注サポート

    書店向け文具単品管理システム「蔵人(くろうど)」などのサービスにより、文具の品揃えをサポートし、売上の創出と、新たな客層の獲得に貢献します。
    また、自動発注やプライスカード印刷機能により、書店側の作業負担も軽減させます。

  • 魅力ある売場の提案

    書店の立地や客層、季節に応じた最適な売場づくりをサポートするために、独自のエデュケーションシステムで、文具・雑貨の営業担当者の提案力を磨いています。
    現場研修と座学を組み合わせた継続的なトレーニングで、営業担当者としての総合的なレベルの向上を図っています。

    売場提案について
    詳しくはこちら

物流について

logistics

出版物から
文具・雑貨まで
オールインワン物流

出版物を、それぞれのニーズに合わせて流通させていく、いわばターミナルの役を担うのが私たち日販です。メディア別に特化された先進のFA(Factory Automation:工程の自動化)技術を駆使し、情報ネットワークにリンクした大規模流通センターを配置。また、書店・出版社とのオンラインでの情報交換により、効率的な出版物の流れを確保。さらに、返品システムについても、その流れを簡便化し、書店の負荷軽減をはかるため、同業他社等とともに設立した出版共同流通株式会社を通じて、処理コストの削減・古紙リサイクルの促進というメリットを生み出しています。

また昨今では、文具・雑貨は、書籍や雑誌と並び、書店のスタンダードなアイテムとなっています。より多くの生活者に豊かさを届けるため、書店店頭における文具・雑貨販売のさらなる拡大に力を入れています。

日販は、2022年4月、文具メーカー様からの仕入機能および書店ルートの販売事業を、グループ会社の中三エス・ティから吸収分割により承継しました。これにより、出版物と文具雑貨の物流・商流がひとつになるオールインワン商物流となりました。文具雑貨の営業・流通の機能を一層強化することで、お取引書店様における商材の拡大を実現していきます。

主な物流拠点
送品拠点

王子流通センター
書籍送品のターミナル拠点

新刊書籍や注文品の発送と在庫管理を集中コントロールしています。ジャンル別の在庫管理により、きめ細かく効率的な対応を実現。1日に約150万冊を送品しています。 先進的なシステムを導入し、注文の翌日出荷という類を見ないスピードを実現しています。加えて、多種多様なインターネット取引における注文品の発送にも対応しています。

情報処理システム

全国の書店からの注文情報をコンピュータに集約し、在庫状況をリアルタイムで掌握。書店からの在庫照会にも的確に応えられます。

マルチスーパー2(MS2)

1日最大50万冊もの注文品を、約6,000方面の書店別に自動仕分けする世界最大級のソーターです。
同時に起票も行い、出荷までのリードタイムを飛躍的に短縮させています。

Book Channelizer System(BCS)

「MS2」で取り扱うことのできない判型や厚さの商品を、1日最大10万冊、約6,000方面に仕分け、起票します。

SS80

新刊・注文品すべての荷物を1日約5万個、最大能力6,000個/時で各 運送会社別に80方面に仕分けます。

ねりま流通センター
フルオートメーションの雑誌送品拠点

書店向け雑誌送品拠点として、搬入・保管・仕分け・検品・出荷まで全ての工程をフルオートメーション化。コンピュータ制御の立体自動倉庫や無人搬送車、雑誌自動整品システムなどのムダのない流通システムを構築。1日約120万冊におよぶ発送を一手に担っています。

CVS営業所
コンビニエンスストアに雑誌を送品

日本中にくまなく存在するコンビニエンスストア(CVS)。この重要な販売チャネルに対応した流通拠点として、1日約70万冊を取り扱っています。雑誌整品ラインには冊数の過不足を防止するために、「重量検品システム」を導入し、高い送品品質を実現しています。

N-PORT新座
高度化された物流システムで、持続可能な出版流通の実現を目指す

分散していたグループの文具に関する物流機能を統合し、2024年10月に埼玉県新座市に開設した物流拠点です。グループとしての物流コスト削減を図るとともに、最新鋭のロボティクスや倉庫管理システムの活用により、持続可能な出版流通の実現を目指します。

東日本センター
厚木サテライト

カルチュア・エクスペリエンス株式会社
東日本センター・厚木サテライト
CD・DVDなどのパッケージメディアの送品拠点

レンタル向けのパッケージメディアおよびコミックスの発送は、グループ会社であるカルチュア・エクスペリエンス㈱の東日本センターに、セル向けのパッケージメディアは厚木サテライトに、それぞれ委託しています。

主な物流拠点
返品拠点

出版共同流通株式会社
蓮田センター
雑誌とコミックスの返品拠点

月刊誌・週刊誌・ムック・コミックスなどの返品処理拠点。自動検品仕分システムによる仕分処理ののち、返品または古紙化を行います。また、同業他社との協業化を図り、取次全体のコスト削減を実現しています。

出版共同流通株式会社
所沢センター
文庫・書籍・パッケージメディアの返品拠点

書店向け雑誌送品拠点として、搬入・保管・仕分け・検品・出荷まですべての工程をフルオートメーション化。コンピュータ制御の立体自動倉庫や無人搬送車、雑誌自動整品システムなどのムダのない流通システムを構築。1日約180万冊におよぶ発送を一手に担っています。