日販とオトバンク 資本業務提携について合意
〜オーディオブックを活用し、新しい読書の楽しみ方をシニア世代へ〜
日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は2023年3月31日、株式会社オトバンク(代表取締役社長:久保田 裕也)の第三者割当増資を引受け、資本業務提携について合意したことをお知らせします。
日販と日本最大級のオーディオブックサービス「audiobook.jp」を手掛けているオトバンクは、“生涯読書”という共創理念を掲げ、オーディオブックを通じてシニア世代に読書の喜びを届けるとともに、健康寿命の延伸にも貢献してまいります。
■資本業務提携の背景
日販は、「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける」というグループ経営理念のもと、豊かさの源となる本を全国の書店へ届けながら、本のみに留まらず、人が文化と出会うことによって生まれる歓びや豊かさを、様々な形で生活者に届けるサービスの開発に挑戦しています。
オトバンクは、「SDGs読書プロジェクト」を掲げ、紙・電子に続く第三の書籍であるオーディオブックを通じて学びと読書の機会を提供し、障害者差別解消法および読書バリアフリー法の理念の実現を目指してまいりました。現在、オトバンクが運営するオーディオブックサービス「audiobook.jp」は会員数が250万人を突破しています。
そこで、日販とオトバンクは、あらゆる世代や環境の方々に読書の楽しみをお届けすべく、この度、資本業務提携について合意いたしました。読書を楽しむ選択肢の一つとして、オーディオブックの普及に取り組んでまいります。まずは第一弾として、50代以上のミドルからシニア世代に向けて、オーディオブックを活用しやすい環境・機会づくりや認知の向上を目指します。さらにオーディオブックの普及により、これまで本に触れてこなかった消費者へのアプローチを実現させ、出版市場全体の活性化に寄与します。2025年に控える超高齢化社会を背景に、視力の低下などを理由に読書から離れてしまっている世代の読書体験を、音を通じてより豊かに演出します。
■各社代表者のコメント
日本出版販売株式会社 代表取締役社長 奥村 景二
国内外の出版市場で音声コンテンツが注目される中、バリアフリー読書を体現されるオトバンク様と、同じ志をもって、人々の読書体験をもっと豊かにする挑戦ができることを大変嬉しく思います。
人生100年時代と言われる現代日本で、シニア世代へのサービス提供を皮切りに、人と文化の接点を創り出すビジネスを展開していくことで、新たな読者層を開拓していきます。これにより、読書文化の醸成と読書人口の底上げを実現し、出版業界全体の発展に貢献してまいります。
株式会社オトバンク 代表取締役社長 久保田 裕也
日販様と共に、より多くの方に読書を楽しんでいただくための取り組みに挑戦できることを、大変楽しみにしています。オーディオブックを活用することで、今回のプロジェクトの理念である「生涯読書」の実現に少しでも貢献できればと思います。両者の強みを活かし、オンライン施策もオフラインでの施策を共に行い、出版業界の発展に貢献するため、全力を尽くしてまいります。
■日本出版販売株式会社について
日本出版販売は、1949年の創業より、書籍・雑誌の流通を通して日本の出版流通のインフラを構築してきた出版販売(取次)会社です。
近年では文具・雑貨の流通も担うだけでなく、オリジナルの文具・雑貨の開発や文化的プレイスのプロデュースなど、本から繋がる様々なモノ・コトを通じて、すべての人の心に豊かさを届けるために、様々な変化に合わせ、会社としても、流通としても変容していくことで、価値を届け続けています。
■株式会社オトバンクについて
音声コンテンツを中心とした事業を展開し、「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指している、日本最大級の配信数を誇るオーディオブックカンパニーです。500社以上の出版社様と提携し、主な事業として、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でのオーディオブック販売をはじめ、オンラインブックガイド「新刊JP」(https://sinkan.jp/)を中心とした書籍プロモーション事業も行っています。
https://www.otobank.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 IPソリューションチーム 担当:林、関本
TEL.03-3233-4802
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日本出版販売株式会社 社長室広報課:吉野、菅野
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