• 職場環境への配慮

日販グループの新たな可能性を形にするオフィス「オチャノバ」

 

「オチャノバ」とは

2023年に誕生した日販グループの新しいヘッドクォーターオフィス
ESG経営を掲げる日販グループが、従業員のエンゲージメント向上や一人ひとりのさらなる成長を目指して、日販御茶ノ水本社の7階フロアをリニューアルし、誕生したのが「オチャノバ」です。「人が集うことで新しい取り組みやビジネスが生まれる場所を作りたい」という思いから、日販グループ社員の誰もが利用でき、グループのヘッドクォーターとなるオフィスを目指しました。

 

「オチャノバ」誕生の背景
新型コロナウイルスの影響を受け、日販グループにおいても在宅勤務と出社勤務のハイブリッドワークが主流となりました。働き方の変化による良い影響がある一方で、社内でのコミュニケーションが減少し、エンゲージメントの低下が新たな課題となっていました。
その課題を解決する打ち手の一つとして、オフィスを「働くための場」から、⼈と⼈のつながりを深めていく「コミュニケーションを取るための場」へと変革していく必要がありました。また、従業員の成長を促すために学ぶ機会や活躍の場を増やし、働きやすくやりがいを感じられる職場環境を実現するといった目的もあり、「オチャノバ」プロジェクトが立ち上がりました。

 

従業員の成長から新たなビジネスまで、オチャノバが拡げる可能性

フレキシブルに利用できるオフィス
「オチャノバ」は、個人でのワークやイベント、勉強会など、フレキシブルに利用できる場所として設計しています。

ラウンジ

カフェスペースも完備し、社内の偶然の出会いを創出

グリーンが空間を彩る

 

従業員の学びを促進
日販グループでは、従業員の学びをグループ内で循環させることを重視しています。「オチャノバ」においては、配信スタジオやイベントスペースを活用することによって、従業員に学びの機会を提供し、 自身のスキルを広めることに役立てています。

IT事業を担う日販テクシードが、
グループ従業員のITリテラシー向上を目的に情報発信する「みんなのマナビバ」専門のコンサルタントや、特定のスキルを持つ従業員に仕事上の悩みを相談し、
解決に繋がるアドバイスを「処方箋」という形で受け取る「おしごと診察室」

 

部署間、グループ間の従業員コミュニケーションを促す
普段は別々のオフィスで働き、業務で関わることの少ない従業員同士が「オチャノバ」で出会って会話をすることで、より強い連携や新たなチャレンジが生まれると考え、会社や部署を横断した 様々なイベントを行っています。

新入社員の「先輩社員と距離を縮めたい」という声から実現し、
若手からベテランまで参加した「ボードゲーム大会」
(協力:株式会社すごろくや様)

グループ会社の事業について楽しく理解を深められる「クリスマスイベント」
(主催:日販アイ・ピー・エス株式会社)

 

社外との共創を生み出し、新たなビジネスへ
「オチャノバ」では、日販グループの取り組みについて知っていただくことを目的に、社外のお客様との打ち合わせに活用するほか、イベントも共催しています。

ゲストをお招きし、社内外問わず参加者全員で「うれしい」について
考えるトークイベント&交流会「うれしいの断面図」
(主催:株式会社ひらく)

ブックサンタと日販グループとの関わりにフォーカスした「ブックサンタ社内イベント」
(協力:NPO法人チャリティーサンタ様)
※ブックサンタの取り組みはこちら

 

従業員が「自分ごと」だと思えるかどうか

立ち上げから運営まで「様々な人が関わる」ことにこだわったオフィス
「オチャノバ」プロジェクトには、部署を横断し、若手メンバーが集まりました。オープン後も様々な人の手が加えられ続けています。ライブラリースペースに設置されている「1000人の本棚」は、従業員が選んだ本が並ぶ本棚です。 本には、従業員本人による推薦コメントや所属部署・氏名が記載された栞カードが挟まっており、従業員同士のコミュニケーションのきっかけを生む仕掛けづくりがなされています。

「1000人の本棚」

 

従業員の実際の声から、「オチャノバ」が与える「変化」を見る
「オチャノバ」が目指す目標の達成度を測り、従業員の声を反映するために定期的に行っているアンケートからは、「オチャノバ」によって生まれた変化を、リアルな声を通して見ることができます。

(2023年9月実施「オチャノバ利用状況に関するアンケート」回答抜粋)
•誰にでも開かれていて、仕事にも社内外の交流にも使えるという用途の多さがいい。(管理部門・30代)
•かつての社食のように、社員の交流の場ができ、お弁当を持って集える。(営業部門・40代)
•ソロ席やテレワークブースもありWeb会議もできるので、集中するとき、会議するとき、ちょっとリアルにカジュアルな打合せをするとき、背後を取られたくないとき、などシチュエーションに応じて色々な使い方ができる。(IT部門・40代)
•関心を惹く本が多くあり、刺激があって良い。アイデアが生まれることを期待。(地方支店・40代)
•個人ワークできる場所自体は他のフロアにもあるけれど、香りや音楽があるのは「オチャノバ」だけで、集中力も上がってうれしい。(管理部門・30代)
•偶然会った人との会話から仕事上のアイデアが生まれたりする。(物流部門・40代)
•日販グループが何をしているのか外部にも視覚的に分かりやすく、発信できる空間である。(営業部門・20代)
•お客様受けが良く、打合せ等で利用すると好印象を持っていただける。打合せもリラックスした雰囲気で行える。(仕入部門・20代)

 

「オチャノバ」概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地 新お茶の水ビルディング 7階
設計デザイン:コクヨ株式会社
ブックディレクション:株式会社ひらく
グリーン設計:日本緑化企画株式会社
家具・ディスプレイセレクト:株式会社ダルトン
https://hiraku.info/works/1608/

撮影:鈴木文人


「オチャノバ」フロアガイド

 

オチャノバに関するお問い合わせ
株式会社ひらく
お問い合わせフォーム:https://hiraku.info/contact/
TEL:03-3233-4802 (部署代表)