97.4%が「施設の再活用に期待」本を起点としたにぎわいに好反響
日販×静岡県×長泉町 クレマチスの丘でのブックフェス開催報告
日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は、2024年10月27日(日)、静岡県長泉町に新たな文化接点を創出し、“本を起点としたまちのにぎわい”をつくることを目的に、2023年9月に閉館した長泉町の旧ヴァンジ彫刻庭園美術館にて、静岡県(県知事:鈴木 康友)、静岡県駿東郡長泉町(町長:池田 修)、ながいずみ観光交流協会、伊豆文学フェスティバル実行委員会、mishima vege marcheと、本・マルシェ・文学をテーマにしたイベント「BOOK PARK×mishima vege marche×伊豆文学アートミーツフェスタ in クレマチスの丘」を共催しました。
当日は全体で約60店が出店し、長泉町内外から約2,500人が来場。全4回の読み聞かせには合計でのべ200名の子供たちが参加したほか、文学をテーマにしたミニコンサートには約450名、トークイベントにも約50名が参加するなど盛況となり、当日実施した来場者アンケートには92.3%が「イベントに満足した」、97.4%が「旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の再活用に期待している」と回答しました。
また、開催にあたっては、地元企業を中心に9社からの協賛がありました。
(当日の様子)
今回のイベントは、今年2月に日販が長泉町との間に結んだ「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」の、締結後第1弾の取り組みです。イベントは「BOOK PARK」「mishima vege marche(第40回)」「伊豆文学アートミーツフェスタ」の3つのテーマに分けたエリアで構成し、本や雑貨、食品等の販売のほか、読み聞かせや絵本の翻訳ワークショップ、知育玩具で自由に遊べるプレイエリアなどを用意しました。
出店者のなかには15時のイベント終了を待たずに商品が完売するところもあるほどのにぎわいをみせ、全体で700万円以上の売上となりました。
日販が主催するブックフェス「BOOK PARK」には、静岡県および近隣県の5書店が出店し、各店の書店員が現地で直接来場者に本を販売することで、本との接点だけでなく、書店との新たな接点づくりにもつなげました。出店した書店からも「想像以上の売上があっただけでなく、近隣の書店が5店舗揃っての販売は刺激もあり面白い企画だと思った。ぜひ続けてほしい」(長倉書店サントムーン店)、「今後もポップアップやイベントに書店として参加したい」(Ginger Books cafe)と好評でした。
■イベント概要
・名称 :BOOK PARK×mishima vege marche×伊豆文学アートミーツフェスタin クレマチスの丘
・ 日時 :2024年10月27日(日)10:00~15:00
・ 会場 :旧ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡県駿東郡長泉町東野347-1)
・ 入場無料
・ 主催 :静岡県、静岡県駿東郡長泉町、ながいずみ観光交流協会、
伊豆文学フェスティバル実行委員会、日本出版販売、mishima vege marche
・ BOOK PARK協力パートナー:株式会社シード
■地元企業を中心に9社が協賛
今回のイベント開催にあたっては、地元企業や商業施設からも期待が寄せられ、次の9社からの協賛がありました。
ウェルディ長泉(長泉町)、きせがわ自動車学校(沼津市)、スルガ銀行株式会社(沼津市)、特種東海製紙株式会社(島田市)、スルガカード株式会社、サントムーン柿田川(駿東郡清水町)、サントリービバレッジソリューション株式会社、大静高圧株式会社(長泉町)、株式会社ジャクエツ ※順不同
また、イベント開催後も、「子供たちが絵本やアートに触れる機会であるということに関してとても良いイベントだと感じた。子供に限らず大人の来場も多く、楽しんでいる姿から本が好きだということが伝わってきた」「今後もぜひ協力したい」「社員のエンゲージメント向上に絡めたり、企業同士でコラボレーションしたりなど今後の展開についても検討したい」といった前向きな反応をいただきました。
■9割以上が「旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の再活用」に期待
当日実施した来場者アンケートには92.3%が「イベントに満足した」、97.4%が「旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の再活用に期待している」と回答。「イベントを通して本やアートを身近に感じられた」「アート鑑賞や創作・制作活動への参加、本や読書を楽しめる体験などがあれば施設を継続利用したい」との声も寄せられました。また、旧ヴァンジ彫刻庭園美術館にあったらよいと思う機能・サービスについての回答で「書店」が最多となるなど、地域住民の“本のある場所”に対するニーズの高さも確認しました。
さらに、施設そのものについても、「過去にも何度か訪れたことがあるが、今回のようなイベントでの体験や飲食の提供があることで場がにぎわい、よい時間を過ごすことができた」「初めて訪れたが、とても閑静なところにあり、芸術や文化に触れ合うことのできる魅力的な場所だと感じた」など、ポジティブな評価が集まりました。
■“書店ゼロ自治体”に本を起点としたにぎわいをつくる
今回のイベント開催は、会場となった旧ヴァンジ彫刻庭園美術館を含むクレマチスの丘エリア全体の、今後の可能性を見出すことを目的としています。また、長泉町とは、2024年度末に鮎壺公園内に開業する施設の空間づくりをはじめ、クレマチスの丘や商業空間など各所で、地域ににぎわいを生む場づくりの計画を進めています。
また、日販は、このようなプラットフォーム創造による価値をさらに全国の自治体へ届けるべく、自治体との包括連携協定も積極的に拡大していく方針です。
クレマチスの丘 ブックフェス 来場者アンケートサマリ
https://www.nippan.co.jp/wp-content/uploads/2024/11/20241125_nagaizumi_bookfes.pdf
■本件に関するお問い合わせ先
日本出版販売株式会社 プラットフォーム創造事業本部 地域事業開発チーム
担当:植木、大塚
TEL.03-3233-4802
E-mail:hiraku@nippan.co.jp
■報道関係の方のお問い合わせ先
日本出版販売株式会社 社長室広報課 担当:山田、菅野
TEL.03-3233-3829
E-mail:press@nippan.co.jp