• ニュースリリース

日販グループ全体で取り組む物流再編プログラム第一弾となる
新拠点「N-PORT新座」開設のお知らせ
~様々な商材・商流に対応する物流最適化を実現する拠点へ~

 日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)は、持続可能な出版流通の実現に向けて、日販グループ全体で取り組む「物流再編プログラム」の第一弾として着手していた新拠点「N-PORT新座」を、2024年10月7日(月)埼玉県新座市に開設したことをお知らせします。

 日販は持続可能な出版流通の実現に向けて、2023年より日販グループ全体での「物流再編プログラム」を実行しています。
 物流再編プログラムでは、様々な商材・商流に対応した機械設備や、日販グループを横断した新しい倉庫管理システムの構築、そしてロボティクスなど最新の技術を取り入れることで、ハード面からもソフト面からも、<汎用性><柔軟性><高い生産性>をコンセプトに、お取引先様の売り場の変化を支える物流を実現していきます。今回開設した「N-PORT新座」は、それらを体現した第一弾の拠点となります。

 「N-PORT新座」は、10月7日(月)より王子流通センターから移管した雑貨の出荷を開始しました。10月中旬に日販グループ内のカルチュア・エクスペリエンスで扱う文具の移管・出荷を開始、11月上旬には王子流通センターから文具を移管し本格稼働予定です。本拠点では、文具雑貨の出荷からはじめ、今後は出版物の取り扱いについても予定しています。

■「N-PORT新座」の特徴
➀自在型自動倉庫「ラピュタASRS」:効率的な在庫管理機能/ピッキングシステム
 細かいアイテムを効率よく管理する能力を有し、自社比で通常2~3倍の効率で商品の入荷検品・格納が可能にします。

自在型自動倉庫「ラピュタASRS」

ピッキング作業イメージ

➁椿本チエイン リニソート:高速アソート(仕分)機能
 ソーターがループ式になっていることにより、一般的なストレートソーターに比べ、効率よく商品を仕分けることを可能にします。

椿本チエイン リニソート

商品仕分作業のイメージ

➂ESGへの取り組み
 太陽光発電設備を設置することで、年間503t-CO2相当の発電を可能としました。1坪あたりの年間CO2排出量を566 t-CO2相当(王子流通センターの約1/4)と見込んでおり、実質CO2排出量は年間63 t-CO2になります。
 ほかにも大型シーリングファン「HVLSファン」の導入により、作業所内に気流を発生させ、夏期は力強い風が体感を約4度下げ、秋から春までは、天井の暖かい空気を空間全体に行き渡らせて快適さを提供します。それにより、空調電力は従来のセンターと比較しておよそ12%以上の節約が見込まれます。湿度は約6%下がるため、結露対策としても有効です。
 N-PORT新座は、自然環境だけでなく、働く人にとっても安心・安全に作業できる職場環境を整備した物流センターとして、持続可能な物流を実現します。


大型シーリングファン「HVLSファン」

➃BCP対策
 法令で定められた耐火性能を有することは当然のこと、耐震性や強度、遮熱性、遮音性に優れた性能をもっています。また、構内に災害用備蓄品を常設し、災害が発生した時には構内の従業員のみならず、近隣住民への支援を行うことも想定しています。

■開所式を開催
 開所初日となる10月7日(月)に本拠点にて神事を執り行い、外部のパートナー企業様11社を含む、約50名にご出席いただきました。
 登壇した日販代表取締役社長の奥村からは、無事に開所式を迎えることができたことに対し、列席いただいた全ての皆様のご尽力に感謝を申し上げるとともに、「N-PORT新座は、日販が今まで出版流通で培ってきたノウハウをベースに新たなテクノロジーを加えた、機能的かつ汎用的なセンターです。その機能性と汎用性を生かし、我々の祖業である出版物の取り扱いはもちろんのこと、文具・雑貨を中心としたさまざまなアイテムを扱うことで業量拡大を果たし、日販グループにとっても、お取引先の皆様にとっても『持続可能な出版流通』を実現してまいります」とご挨拶しました。


日販 代表取締役社長 奥村 景二 挨拶の様子

神事の様子

■「N-PORT新座」概要
名称   :N-PORT新座(略称:NP新座)
所在地  :埼玉県新座市中野1丁目13-20
延床面積 :7,670坪
主要業務 :文具雑貨商品等の保管および仕分・出荷
      出版社様からの物流受託事業の拡張
      他社からの物流業務受託(3PL)

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 社長室広報課 担当:山田、金川
TEL.03-3233-3829 
E-mail:press@nippan.co.jp