グループ書店事業3社の経営統合に関するお知らせ

　日販グループで書店事業を展開する「株式会社リブロ」「万田商事株式会社（オリオン書房）」「株式会社あゆみBooks」の3社は、2018年9月1日付で合併し、新たに「株式会社リブロプラス」（以下「新会社」）を設立することといたしました。

　3社は首都圏エリアを中心に14の都府県で店舗を展開しており、現在3社合計で89店舗となります。今後は新会社としての経営基盤を一層強化し、運営効率向上に努めるとともに、これまで築いてきたお客様との信頼関係をベースに3社の強みを融合させることで、更なるサービス向上に努めてまいります。なお3社が展開している店舗屋号については継続してまいります。

　また、書店事業を通じて地域の豊かな文化の発展に貢献すべく、店舗事業および外商事業からの企画提案力をアップさせるとともに、店舗で開催する読み聞かせや体験イベントなどの地域コミュニティづくりの場としてお客様に喜ばれる活動を充実させることで、新会社一体となって企業価値の向上に努めてまいります。
　

＜3社統合で目指すもの＞
１．経営基盤の強化
　3社の経営資源を統合させることで、経営基盤・財務基盤の強化を実現いたします。この強化された経営基盤をベースに3社の強みを融合させ、お客様の期待に応える店舗づくりとサービスの充実を進めてまいります。

　今回の統合によって、3社の得意とする店舗のタイプ、また各社で活躍していた多様な人材やアイデアが新会社のもとで融合され、立地や施設などの諸条件において、これまで以上に多様な店舗づくりに対応することが可能となります。

２．店舗ブランドの価値向上とリノベーションの加速
　書店事業の未来に繋がる店舗づくりに向けた前向きな投資、リノベーションを進めてまいります。なお各社が展開している店舗ブランドについては継続しながら、将来を見据えた新たなブランドづくりも研究し、お客様の期待を超えるような魅力ある店舗、価値あるブランドを構築してまいります。

　新会社が将来にわたって持続可能な構造を構築していくためには、店舗収益の向上は必須課題であります。従来型の書店業の枠を超えて収益を高め、お客様の高い支持を得られる店舗づくりに取り組んでまいります。その一例として「文禄堂」は、街の書店の再生モデルとなることを目指して一層のブラッシュアップを続けてまいります。この「文禄堂」モデルをはじめとするリノベーション展開など、新会社における取り組みが全国の書店様におけるモデルの一助となることを目指してまいります。

３．一体運営による社内外の連携強化
新会社の拠点を集約し一体運営することで、経営効率を向上させてまいります。管理業務はもとより、営業面においても一体化を進めることで、持続的な収益を確保する基盤を構築してまいります。新会社の営業本部、商品部機能の窓口を東池袋オフィスに一本化し、お取引先様との密な連携を保ちながら、お客様の満足に向けて社内外一体となった取り組みを進めることで持続的な成長を図ります。

４．売場・商品展開強化に向けたノウハウの融合と人材の交流
　新会社としてグループのノウハウやアイデアを融合させ、企画力および販売力の強化・向上に努めてまいります。リブロのチェーン運営ノウハウ、万田商事（オリオン書房）のドミナントエリア内における圧倒的な認知度、あゆみBooksの都市型店舗づくりと「文禄堂」モデルへの先進的な取り組みなど、これまで培ってきた各社の強みを活かしながら、さらにそれをブラッシュアップさせた売場・商品展開を強化してまいります。これまで各社単位あるいは店舗単位で蓄積されていたノウハウを新会社一体となって共有し、これからの店舗づくりに活かしていくことで、新会社のスタッフにとっても活躍の場が拡がり、これによって将来を担う人材の育成に繋がるものと確信しております。

＜合併当事会社の概要＞

＜新会社の概要 （2018年9月1日予定）＞

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