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日販 2018年度 組織改訂および職制人事体制について

 この度、日販は2018年度(第71期:2018年4月1日~2019年3月31日)の組織改訂および職制人事体制を決定しました。
 2018年4月から3か年にわたる新しい中期経営計画がスタートします。組織機構についても、この計画の最終形を見据えた上で、実現へのアクションを最大限加速させるための体制を整備しました。主なポイントは、以下の通りです。

 1.本部制の導入
   各事業の実行責任組織を明示し、本部へ決裁権限を委譲することで、意思決定のスピードを早期化するた
   め、仕入流通本部・営業本部・物流本部・管理本部の4本部を新設します。

 (1)仕入流通本部
   【書籍のビジネス構造改革と運賃問題の解決】
    仕入流通本部は、書籍で儲かるビジネス構造を確立することと、運賃問題の解決を最大のテーマとして
    います。その達成に向けて、仕入部・CVS部・輸配送改革推進室を同本部の下に置きます。従来、仕入
    ・営業・物流の各部門にまたがっていた組織を一つの本部の下にまとめることで、組織を超えた意思決
    定を可能とし、対外交渉、構造変革を早期に推し進める体制を整えます。

   【データマーケティングの強化と在庫仕入機能の再編】
    仕入流通本部にはマーケティング部を新設し、以下の機能を持たせます。
    ①データマーケティングの強化
     オープンネットワークWIN、WIN+等のデータマーケティング機能を集中し、データに基づく作り
     手、売り手目線の企画提案を行っていく体制を整えます。

    ②在庫仕入機能の再編
     在庫の構築においては、あらゆる取引先に見合った品揃えに向けて、従来の受注実績を元にした在庫
     から、顧客セグメント別の在庫へと切り替えていきます。これを実現するため、王子流通センターの
     在庫仕入機能をマーケティング部へ移管します。

 (2)営業本部
    従来のエリアを中心とした体制から、法人別の組織に再編します。この再編によって、営業本部は、法
    人別の営業体制を志向し、新たなマーケットの創造と既存マーケットの堅守に注力していきます。
 
 (3)物流本部
    物流本部は、物流拠点の再構築を志向していきます。取引先別やアイテム別の拠点から、DC
    (Distribution Center=在庫保管型の物流センター)型、TC(Transfer Center=通過型の物流センタ
    ー)型の拠点へと再編していきます。

 (4)管理本部
    管理本部は、日販グループの経営体制構築・経営基盤の強化に取り組みます。単なる日販本体の管理本
    部ではなく、日販グループ全体の管理本部としての位置づけを志向しています。

 2.エンタメ事業部の独立
   文具・雑貨・エンタメ事業については、従来、全てを商品開発部で担当していました。同部の扱い商材・
   サービスは成長領域と位置付け、組織体制も拡充して、書店店頭との連動や成長を加速していくことを目
   指します。これに伴い、商品開発部から検定、イベント、映像制作・出資事業を独立させ、エンタメ事業
   部を新設します。

以上

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