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本と出会うための本屋「文喫 六本木」法人向け「ライブラリー共創サービス」をスタート

 日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)および株式会社リブロプラス(代表取締役社長:玉井 俊也)が運営する本屋「文喫 六本木」は、2021年6月18日(金)に法人向け「ライブラリー共創サービス」をスタートしました。

 「文喫 六本木」は、本と出会うための本屋として、2018年12月11日、六本木にオープンしました。入場料をお支払いいただき、3万冊の本の中から意中の1冊と出会うための場を提供しています。
 この度スタートする法人向け「ライブラリー共創サービス」は、「文喫 六本木」における、本を起点に多様なアクティビティが生まれる場づくりのノウハウを活かし、本のある空間を通して「企業の文化的課題解決」を促進します。

■ライブラリーの共創サービスとは
 文喫の手掛けるライブラリーは、ただ本のある空間を創るのではなく「企業の文化的課題解決」をゴールに設定し、さまざまなアウトプットを提供します。

1.話を聴く
 ライブラリーの場でどんなことが起きてほしいのか、生み出したい状況、アクティビティをヒアリングによって掘り下げていきます。企業としての課題意識、事業領域、ヴィジョンといった公的なレイヤーから、社員の個々の興味関心、悩みといった私的なレイヤーまで、ライブラリーを起点に生じる企業の知的生産の理想の姿を描き出すために、じっくりとヒアリングします。

2.関係をつなぐ
 企業ライブラリーがオープンする時点で、コミュニティが活性化している、という状態を目指して、プロジェクトが走り出した段階から、企業内で関わる人を増やしていきます。本の活用方法を伝えるセミナーや、ライブラリーに導入する本を実際に選ぶ選書ワークショップを開催し、そこで形成されたゆるやかなコミュニティをベースに、利用者の体験にフォーカスしたライブラリーのコンセプトを創っていきます。
 また、企業の理念、カルチャー、知識のあり方を反映する独自の本の分類、企業の好奇心を幅広いジャンルの知識と結びつけ未来を描き出す本のセレクト、オフライン・オンラインでのコミュニケーションを生むツールの企画など、ライブラリーのコンセプトを実際のアクティビティに落とし込むための状況をデザインします。

3.関係を育てる
 ライブラリーはオープンがゴールではありません。本棚のメンテナンスだけでなく、定期的なヒアリングによって運営上の課題にアプローチします。蔵書のレコメンドや新しい本の追加はもちろん、社内発信のサポートや、ワークショップ・セミナーの企画など、ライブラリーの場にコミュニティを宿し、関係を育てていくために、オープン後も伴走していきます。

企業ライブラリーについて、費用等詳細は「文喫 六本木」ホームページよりお問い合わせください。
https://bunkitsu.jp/library/

■企業ライブラリー導入事例
「THE CAMPUS」

 「THE CAMPUS」はコクヨ株式会社(代表取締役社長:黒田 英邦)が手掛ける働き方の実験場。プロジェクトチームへのヒアリングを重ね、“働こう。街で、チームで。”という「THE CAMPUS」のフィロソフィーを掘り下げ、個人のワークスタイルが、街へ、チームへ、社会へと広がっていく様子を本で表現しました。
 例えば“「人とつながる」をおもしろくする”というキーワードで選んだ本のテーマは、コミュニケーション・デザイン、進化論、コメディ論、ロボティクス、身体論、発声法と多岐にわたります。
「THE CAMPUS」のフィロソフィーをコクヨと文喫 六本木、複数の視点で解釈し、具体的な本へと落とし込んでいくことで、ライブラリー利用者が「THE CAMPUS」のフィロソフィーを自分ごととして捉えるためのきっかけをつくっています。

写真提供:コクヨ株式会社

■「文喫 六本木」概要
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
営業時間:9:00~20:00(L.O. 19:30)
※最新の営業時間は店舗HPでご確認ください。
定休日:不定休
入場料: 1,650円(税込)※土日祝は1,980円(税込)
TEL.03-6438-9120

■取材に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 社長室広報課:吉野・金川
TEL.03-3233-3829 FAX.03-3233-6045
E-mail:press@nippan.co.jp