BOOK ROUTEが「大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験」に参加オフィス街で本を楽しむ「移動式本屋」を実施
日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平林 彰、略称:日販)は、11月7日(月)~11日(金)、東京都千代田区の大手町川端緑道で行われた「大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験」に、移動式本屋BOOK ROUTE(ブックルート)を出店いたしました。
BOOK ROUTE(ブックルート)は、3輪電気自動車の後部に本棚を搭載した、小さな移動式本屋です。約400冊の書籍・雑誌を収納することができ、普段は文禄堂荻窪店(東京都杉並区)店内に本棚として設置されています。
今回は、大手町川端緑道及び周辺の利用実態把握と、緑道を豊かな空間とするための活用方法の検討を目的に、一般社団法人大手町歩専道マネジメントとUR都市機構が行った社会実験において、公共空間での新しい本屋の形として出店しました。
今回の選書コンセプトは「まちの本屋さん」。最新の情報や、新たな発見や学びを提供する本、仕事だけでなく私生活を充実させるための本など、既刊から新刊まで、多岐にわたる分野の本を取り揃えました。利用者である大手町のオフィスワーカーの方々からは「仕事で時間が取れないので、オフィスの近くで本を購入できるのはありがたい」「様々な本が選書されており、普段手に取らないような本を読むきっかけになる」などといった、移動式本屋ならではの声を多くいただきました。
■日販 営業推進室リノベーショングループ 担当者のコメント
今回の出店を通して、「本屋」の人を集める力を再認識しました。昼間の短い時間の中でも、ふらっと立ち寄って、本を手に取ってくれる方が多くいらっしゃいました。その場所に合わせた本を選ぶことで、購入にもつながることを実感しました。
また、コミュニティ形成のきっかけとしての「本」の力も感じました。グループで立ち寄ってくださったお客様が何組もいましたが、本をきっかけに会話が弾んでいたり、本を介してコミュニケーションが生まれている様子が印象的でした。
こうしたことからも、「本」がまちづくりや公共空間の活用に携わっていけるという可能性を感じました。
■「大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験」概要
一般社団法人大手町歩専道マネジメントとUR都市機構は、大手町連鎖型都市再生プロジェクトの目的である「にぎわいある国際ビジネス拠点の再構築」のため、土地区画整理事業の施行者であるURが整備した大手町川端緑道を魅力的な公共空間とすべく検討を進めています。昨年度は、11月にプレイスメイキング社会実験調査、12月に公開プレゼンテーション、2月にミズベリングによる日本橋川・首都高速道路へのプロジェクションを行うなど、緑道周辺の利用者の実態把握と、緑道の新たな活用に向けた社会実験を開始したところです。
今年度は、イベント等の実施による川端緑道の認知度向上、日常的に緑道等を利用する体験の定着を図るための社会実験を、大手町川端緑道で実施し、あわせて利用実態調査を行うことで、その実施効果を検証しました。
●実施日時:2016年10月31日(月)~11月11日(金)11~15時
●実施場所:大手町川端緑道
■大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験におけるBOOK ROUTE出店の様子
■本件に関するお問い合わせ
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