第26期 出版流通学院修了式を開催

　日販 出版流通学院（理事長：平林 彰、学院長：吉川 英作）は2月19日、日販王子流通センター（東京都北区）において、第26期出版流通学院修了式を開催した。今期は、全国の書店等から書店経営幹部、店長等計21名が修了し、同学院の卒業生は累計で903名となった。

　同セミナーは書店経営幹部のための講座として昨年7月に開講し、受講生は合宿を含む全5回（延べ12日間）にわたって、思考改革・問題解決力・店舗財務・マーケティング戦略・店舗運営力・マネジメント・労務管理などの講義を受講してきた。
　最終日の講座では、王子流通センターの概要説明の後、センター内の入荷から出荷までの各工程の見学を行った。その後、日販社内講師による「日販が提供する『LTV向上』と『個客接点拡大』の施策」「雑貨業界の概況と、書店における雑貨販売について」の講義を行い、多岐にわたる内容の全過程を修了した。
　吉川 英作学院長（日販 専務取締役）は修了式の挨拶の中で、「書店の客数が減少している中、ネットでは味わえないリアルの書店の居心地の良さや五感に訴える売場、新しい売場を皆さんと共に作っていくことで、「書店」の価値を高めていきたい。是非この研修経験を活かし、皆さんの力で自店のリノベーションを行っていただきたい」と激励の言葉を述べた。
　その後、吉川学院長から一人ひとりに修了証書が手渡され、受講生それぞれが学習の成果、今後の目標など決意表明を行った。最後に事務局を代表し、露木 洋一 日販店舗サービスグループグループリーダーが「それぞれの職場に戻ってからは、くじけそうになることもあると思うが、今の熱意を失わないでいただきたい。本日の決意や、この講座で学んだこと、触発されたこと、感銘を受けたことを忘れずに持ち続けてほしい」と述べ、修了式を終えた。

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