日販グループ　平成28年（2016年）熊本地震被災書店の復旧支援を実施

　日本出版販売株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：平林 彰、略称：日販）は、2016年4月14日以降、熊本県熊本地方を中心に発生している「平成28年（2016年）熊本地震」を受け、本社および九州支店に対策本部を設置し、被災した取引書店の復旧支援をグループ会社とともに実施しています。

　日販では、4月16日に九州支店（福岡県福岡市）に現地対策本部を、また4月18日に本社に災害対策本部を設置。以降、両本部合同のテレビ会議を随時開催し、ライフライン・取引先被害状況・商品配送状況等の現状確認とともに、物的・人的支援を進めております。九州支店に対策本部を置いたことで、被災地との密な連携が可能となり、その後の支援における迅速な対応に繋がっています。
　物的支援においては、4月18日に取引書店への物資の輸送を開始しました。以降、水・食料・生活用品等、被災地の要望に応じた物資の輸送を実施しました。
　また人的支援においては、4月21日より3クールに分けて、グループ会社含め約100名規模の人員を現地に派遣し、被災した取引書店の復旧作業（清掃・什器撤去・商品仕分け等）を行っています。復旧の目途が立った書店も出てきており、4月21日に営業を再開したTSUTAYA AVクラブ 琴平店様では、開店直後から多くのお客様が来店されて前年比150％の売上となりました。その他の書店においても、再開後の売上が前年を上回っており、地域の人々にとっての書店や本という存在の大きさを、社員一同、改めて感じている所存です。

　しかしながら、現在も多くのお取引様が営業を再開できない状況にあります。日販グループは今後も、お取引先様および被災地の方々の一日も早い復興のため、支援を継続してまいります。

※お取引先様の状況（4月27日 8:00時点）
書店：被災店舗55店舗中、40店舗で営業再開
コンビニエンスストア：被災店舗305店舗中、300店舗で営業再開
スタンド店：被災店舗79店舗中、59店舗で営業再開

■復旧作業の様子
・TSUTAYA　AVクラブ　御領店（熊本市）

・TSUTAYA　AVクラブ 浜線店（熊本市）

・運送会社（天龍運輸熊本倉庫）での作業

・支援物資

・応援作業員集合写真

■書店様の声
【TSUTAYA AVクラブ　清水バイパス店／店長　浦野様】
　震災後、2階からの浸水や什器倒壊で4/15より閉店しておりましたが、しばらくの間再開の目処が立たない状況でした。危険が残っている中でしたが、応援をいただき、4/23に本売り場を早期に復旧出来ました。レンタルも4/28には全面復旧できる見込みです。迅速かつ手厚いご支援、心より感謝いたします。有難うございました。
【TSUTAYA AVクラブ　琴平店／店長　津留様】
　震災後、4/16には早期復旧できると見込んでいたところ、本震がきて完成寸前の売場が崩壊し心が折れかかっておりました。店の従業員だけでは、未だに再開の見込みも立っていないと思います。たくさんのご支援で、4/20には本売り場が開店、4/21には全面再開出来ました。
　従業員一同、復旧作業応援に感謝しております。本当に有難うございました。
【カメヤBOOK宇土シティ店／社長　宮原様】
　スタッフも被災しており、なかなか集まらない中での先週の本店の応援、また急遽決まった宇土シティ店のオープンにも応援対応頂き、感謝しております。
　地域の皆さまからも復興を期待されていますので本当に感謝しております。
　本の力で地域の皆さまを元気付けたいと思います。

■復旧作業にあたった社員の声
・このような大変な状況においても、書店の皆様が前を向いて頑張っていらっしゃるところを見て、微力なが　らも復旧のお手伝いができて良かったと思っている。
・復旧作業を行った2店舗のBOOK売場がオープンしたと聞き、疲れも吹き飛んだ。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社　秘書室秘書グループ広報チーム　担当：小野、吉田
TEL.03-3233-3829　FAX.03-3233-8860
E-mail:press@nippan.co.jp