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2016年度 日販グループ入社式を開催

 日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平林 彰、略称:日販)は、4月1日、本社5階会議室で2016年度 日販グループ入社式を開催した。グループとしての入社式開催は初めて。日販および関連会社の役員が出席し、53名の新入社員にエールを送った。式典は、日販コンピュータテクノロジイ(株)所属の人型ロボットPepperを案内役に進行し、平林社長のあいさつ、社内発表大会の映像紹介等が行われ、新入社員2名による決意表明で締めくくられた。平林社長のあいさつは以下の通り。

【平林社長あいさつ(要旨)】
 入社おめでとうございます。日販グループを代表して歓迎します。今年からこのように日販グループの新入社員が一堂に会して、入社式を行うことにしました。
 今年の経営方針として、日販はグループで成長することを基本の考え方としました。そのキーワードは「独立と連携」です。グループの各社がしっかりと自立し、同時に各社がつながりを強くすることで、グループ全体で成長していくという考えです。
 新入社員の皆さんも、ひとりひとりが力を高め、互いに切磋琢磨し、成長して欲しいと思います。新しいビジネスの最前線やプロジェクトチームでは、多くの若い人たちが活躍してくれています。日販グループの未来をつくるのは皆さんのような若い人たちなのです。
 日販の本業は雑誌、書籍の流通販売です。私たちの物流やシステムは出版業界のインフラであり、社会に必要不可欠な役割を果たしています。
 2011年3月に東日本大震災が起きた際、私たちの流通センターも多くの被害を受けました。書籍が棚から落下して散乱し、余震が続くなか、今後の出荷予定が立たない状況でした。
 翌日、集まれる人は応援に来てくださいと社員にメールをしました。休日にもかかわらず、多くの社員がセンターに自主的に集まり、作業をしてくれた結果、月曜日からの出荷が可能になりました。
 このことは日販に働く社員が、全国に本を送り届けるという使命感を持っている証です。それは日販の最も根幹の使命であり、日本の出版文化の支えです。
 また、書店はお客様が本と出合う場所です。書店は、ただ物理的に本を売っているのではなく、そこには知的欲求を充たしてくれる出合いがあり、本を通して面白さや感動を伝える使命があります。
 日販グループはこのような仕事をしています。皆さんが、このような仕事に就くことを、誇りに思い、家族や友人に自信を持って話すことのできる仕事だと思います。
 皆さんは、2016年入社の同期です。わたしは入社35年になりますが、同期のつながりが、ずっと続いています。職場から一歩離れて同期で集まると、新しい気づきや、別の物の見方を得ることができます。
 これからこの同期の仲間を大切にして欲しいと思います。必ずかけがえのない仲間になるはずです。皆さんの入社を心より祝福して、歓迎の挨拶と致します。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 秘書室秘書グループ広報チーム  担当:小野、吉田
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