2013年 日販大阪支店・神戸支店新春を祝う会開催
日販大阪支店・神戸支店は1月11日、大阪市北区の日販堂島ビル5階において「2013年 大阪支店・神戸支店新春を祝う会」を開催し、書店、出版社ほか合わせて、昨年を10名上回る316名が出席した。
冒頭、奥村景二 日販取締役関西・岡山支社長が年頭挨拶に立ち、「12月の単月の数字は、全国で雑誌プラス0.4、書籍はマイナス3.9、トータルでマイナス1.7と、 11月に比べて少し持ち直しており、関西エリアでもトータルでマイナス1.2と全国を少し上回る数字になっている。年末年始の売上も、全国で雑誌がプラス 6.0、書籍がマイナス1.9、トータルでプラス1.9と数年ぶりにプラスに転じ、関西・岡山支社でも全国的に良い結果を出せた。年末の衆議院総選挙では 自民党が政権を奪還し、日本経済復興の話もされているが、いま、日本国民の心理が動きつつあり、それがマーケットに反映されているのではないか。関西エリ アの百貨店も年始の売上は良かったと聞いており、そういったところに少しずつ表れてきているという実感がある。日販でも“祭り”企画ということで、お客様 に店頭へ来て頂くため、また、リピートして頂くために、スタンプラリーやポイントの2倍づけ、1月にはくじ引きなどを行っている。実施店の数字も平均より 良くなっており、来客数が3〜4ポイント増えている店舗もある。このような地道な取り組みが、先程言った数字のいくつかの要素となっているのではないかと 思う。昨年この席で、パソコンの蓋を閉じて営業担当者がどんどん外に出ていく時間を創り、書店店頭で書店様と共に何をやらなければいけないのかを考え、一 緒に行動していこうという、脱ITの話をした。しかし、私が最初に思った行動や成果をうまく実現することはできなかったと反省している。ただ、良い方向に 進みつつあるので、今回の反省を踏まえて対策を立て、『外に出ていかなければいけないのだ』という気持ちをもう少し醸成させて、関西のリーダー達の指揮の もと実現させていきたいと思う。2013年の我々関西・岡山支社のスローガンは、実行力・行動力である。出版社の皆様にはいろいろとご協力頂かなければな らないし、書店様とは、その場その場に応じて必要なことを共に考え、やるべきだと思っている。是非期待して頂きたい」と結んだ。
その後、長谷川政博 関西日販会会長(ダイハン書房代表取締役社長)、岡西郁夫 扶桑社関西支社長、奥村支社長、椎木康智日販大阪支店長、重野美信日販神戸支店長の5名による鏡開きが行われた。続いて、椎木支店長の力強い乾杯の発声で 懇親会に入り、出席者を交えた餅つきが行われ、つきたての餅や豚汁が振舞われた。
会場内には日販支店員全員の今年の決意を四字熟語で表した書初めと、“祭り”企画の店頭展開事例を掲示し、場内を盛り上げた。和やかな雰囲気の中、年始の決意を誓い合い、盛会となった。
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