2011～2012年　年末年始売上動向調査

2011～2012年の年末年始売上動向調査の結果がまとまりましたので､下記の通りご報告致します。

今年は、昨年のコミック発売日影響が大きく、期間合計の前年比が91.2％という結果となりました。

雑誌は、「増刊・週刊ファミ通」（12月29日発売）や12月26日以降に発売された合併号や分冊百科の銘柄が好調だった、週刊誌のみ売上がプラスとなりました。しかし、前年は、集英社ジャンプコミックスの1月新刊が年内繰上発売だったため、コミックの売上が大幅にマイナスとなりました（今年は1月4日発売）。

書籍は、アニメ化・映画化される「テルマエ・ロマエ」シリーズが好調のため、書籍コミックの売上がプラスとなりました。また、『人生がときめく片づけの魔法』（サンマーク出版/近藤麻理恵）『謎解きはディナー のあとで　1・2』（小学館/東川篤哉）等、ベストセラーが好調でした。
 しかし、前年は『KAGEROU』（ポプラ社/齋藤智裕/2010年12月15日発売）、『くじけないで』（飛鳥新社/柴田トヨ）、『もし高校野球の女子マネ－ジャ－がドラッカ－の「マネジメント」を読んだら』（ダイヤモンド社/岩崎夏海）の売上が良好だったため、特に文芸書・ビジネス書の落ち込みが大きく、書籍全体でマイナスとなりました。

１.調査方法
 □調査対象店   営業日が前年と同じであり､前年比に大きな異常がない店舗         
 □調査対象軒数   1,786店         
 □調査期間   2011年12月29日～2012年1月3日(6日間)         
    　   　   　※年末=12月29日～31日　年始=1月1日～3日

２.全国売上動向