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第31回北陸日販会総会を開催

 北陸日販会(会長:京藤敏実 ひしだい書店代表)は6月12日、金沢市の金沢都ホテルで第31回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて86名が出席した。

  冒頭、京藤会長が挨拶に立ち、消費税増税時の状況を「例年、高校の教科書販売が、4月一杯販売するのが、3月できれいに完売した。こんなことは、初めての経験だったと思います。市況は厳しい状態が続いておりますが、日販会を積極的に利用していただき、なんらかのアドバイスを頂く機会として頂ければと思います」と述べた。 続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。また役員改選が行われ、下記の通り一部役員に変更があった。

  続いて、来賓を代表して挨拶に立った金田 徴 日販中部支社長は「北陸新幹線開通を機に店頭で上手く商売につなげて北陸の地にお金が落ちるように、我々も考えていかないといけない。今年は日販65周年並びに中期経営計画の最終年度となっており、書籍の返品率を25%にして得られた利益を業界三社で分け合うことを実現したい。本業である、書籍雑誌の販売を元に、『Base+1』という『五感に訴える』施策を先月の懇話会の中でも、社長の平林の方からお話をさせて頂きました。具体的には、『祭』『attaplus!』、などいろいろと提案してまいりますので、それぞれの店舗に合ったものを武器として使っていただき、利益を上げていく道具として、使っていただきたいと思います」と述べた。

  総会終了後は、落語家立川流真打の立川 談慶氏が「大事なことはすべて立川談志に教わった」と題して記念講演を行った。談志師匠と談慶師匠のやり取りは、書店とお客様とのやり取りに共通するものがあり、色々のタイプのお客様に対し、どのような対応をするかによって、1回限りのお客様になるのか、長いお付き合いになるのかが変わってくる。じっくりと、本も読ませて頂き明日へつなげていきたい、との意見もあった。

 また、当日は、昨年に引き続き「日販北陸支店施策発表」が実施され、出版社営業担当や書店に対して日販営業担当が今期の施策について説明を行った。

《新任》
副会長:吉本 洋(ブックショップリード 代表)
監事:清水 康雄(清文堂書店 代表取締役)
相談役:八木 久(いろは書店 代表取締役)

会長挨拶①

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