第24期 出版流通学院修了式開催

日販 出版流通学院（理事長：平林 彰、学院長：吉川英作）は2月21日、日販王子流通センター（東京都北区）において、第24期出版流通学院修了式を開催した。今期は、全国の書店等から店長他28名が修了し、同学院の卒業生は累計で860名となった。

同セミナーは昨年7月に開講し、受講生は合宿を含む全5回（延べ15日間）にわたり、クリティカルシンキング・マーケティング・店舗出店戦略・店舗運営力・マネジメント・店舗財務・労務管理などについての体系的な講義を受講してきた。 最終日となる講座は、王子流通センターの概要について説明を受けた後、センター内の入荷から出荷までの各工程を見学し、最後に日販社内講師による「日販が提案する店頭売上アップサポート」についての講義を受けるという多彩な内容となった。

吉川学院長（日販 専務取締役）は修了式のあいさつにおいて、「この出版流通学院は、実践的な講座となっている。また、講師による講義の他にも、この研修で培った人間関係が今後活きてくると思う。皆さんに伝えたいメッセージは3つある。1つめは、長期にわたって参加させてもらった会社に感謝し、恩返しすること。2つめは、志を高く持ち、店舗の売上や利益を上げ、自分たちの力で業界を元気よくするという気概を持って欲しいということ。最後に、今後もチャンスを活かして出版業界内で活躍していただきたい」と述べた。 その後、吉川学院長から一人ひとりに修了証書が手渡され、受講生それぞれが、学習の成果や今後の目標などについて決意表明を行った。最後に事務局を代表し、露木洋一 日販営業推進室長が「この講座で学んだことは、これからの長い期間の中で真価が問われていくと思う。ぜひ職場の方と共有して、周囲に良い刺激を与えてほしい」と祝し、修了式を終えた。