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第8回東北日販会総会を開催

東北日販会(会長:藤原 直 金港堂代表取締役社長)は10月24日、宮城県松島町の松島一の坊で、会員書店はじめ出版社、日販関係者あわせて232名出席のもと、第8回総会を開催した。

冒頭、藤原会長が挨拶に立ち、「震災から2年7か月経ち、現在、東北では仙台への一極集中が進んでいる。人口が増え、マンションの建設ラッシュがあり、有効求人倍率も全国平均を上回っている。また、来月には東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードが予定されている。このように仙台市は活気づいているが、この好影響が、われわれの業界にはなかなか及んでこない。今われわれは、読者にこちらを向いてもらう仕掛け作りをする必要がある。日販の『祭』企画をはじめ、会員が一体となって知恵を出し合い、工夫をこらして売上対前年プラスを実現したい。皆さんのお力添えをお願いする」と述べた。

続いて昨年度の事業報告及び今年度の事業計画案、予算案などが審議され、いずれも可決・承認された。

来賓を代表して挨拶に立った平林 彰 日販代表取締役社長は「日販では現在、店頭活性化に向けて、3つの大きな施策を展開中である。

1つ目は雑誌の定期購読である。今春スタートした雑誌の取り置きサービス『Maga-STOCK』は、50書店に導入いただき、さらに申し込みが増えている。導入店の1回あたりの買上冊数・購買金額は非導入店を上回り、定期購読をしている読者の来店回数も一般の読者より多い。顧客台帳管理が簡便にでき、定期改正にも連携、さらに特別包装でお届けすることができるので、ぜひ導入していただきたい。

2つ目が『High-Profit企画』である。書店様のマージンが高い商品群を3割ほどに増やしていきたい。東北エリアの書店様は積極的に取り組んでいただいているので、さらに上を目指していただきたい。

そして3つ目が『祭』である。店頭の活性化に向けて様々な取り組みをしていただき、実施店の買上客数は未実施店よりも増えている。それでも、まだ前年を上回るまでには至っていない。11月から再度、企画を打ち出していくので、一緒になって、売り伸ばしに取り組んでいただきたい」と述べた。

総会に先立って行われた商談会には、70社のブースに書店担当者が来訪した。 また「落語家流 おもてなし術・接客術」と題して、落語家 立川流真打 立川談慶氏による講演会が開催された。

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