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第7回東北日販会総会を開催

東北日販会(会長:藤原直 金港堂代表取締役社長)は11月21日、宮城県松島町の松島一の坊で、会員書店はじめ出版社、日販関係者あわせて251名出席のもと、第7回総会を開催した。

冒頭、藤原会長が挨拶に立ち、「東日本大震災から1年8か月が経ったが、まだ全てが復旧したわけではない。大震災の話が風化しないように、理解をお願いし たい。東北日販会の前身である宮城日販会が設立されたのが昭和37年で、今年はちょうど50周年にあたる。昭和37年当時は、池田勇人内閣のもと高度成 長、所得倍増がとなえられていた。日販の当時の売上高は224億円で、伸び率は対前年115.9%であった。50年後の今日ではこのような成長は考えられないが、決してわれわれの業界が衰退してしまったわけではない。イタリアのルネサンス文明や江戸時代の町人文化が興隆した時代も、人口が減少し、生産能力 が衰えた社会であった。成長なき社会が文化を作ったのではなく、文化が成長なき社会を支えていたのである。そう考えると、今の時代にも文化が必要であり、われわれの業界は衰退するはずなどなく、努力で乗り切っていけると思っている。創意・工夫で盛り上げていきたいので、皆さんのご支援を賜りたい」と述べた。

続いて昨年度の事業報告及び今年度の事業計画案、予算案などが審議され、いずれも可決・承認された。

来賓を代表して挨拶に立った古屋文明日販代表取締役社長は「被災地の皆様はまだまだご苦労が多いことと思う。3.11以降、日販の取引先のうち21店が閉鎖したままであり、取次全体では33店が閉店している。日販の今期の中間決算がまとまったが、売上高は対前年△1.6%の減収となった。書籍は前年を上回ったが、雑誌と開発品がマイナスとなった。返品率は書籍が改善したが、雑誌が悪化し、合計ではほぼ横ばいであった。利益についても、経常利益、最終利益 ともに減益となった。書店店頭の状況も厳しく、日販のPOSデータの4月〜10月累計では、対前年で雑誌が△5.1%、書籍が△7.1%、合計で △6.0%であった。東北エリアはさらに厳しい状況である。一方で公共図書館の貸出冊数は伸びており、複雑な思いもあるが、本に対する需要はあるというこ とである。売上低迷の要因を分析すると、客単価は変わっていないが、客数が減っている。そこでこの度、店頭をにぎやかにするための“祭”をスタートさせた。スタンプラリー・チラシ・抽選会とオーソドックスな手法ではあるが、効果は出てきている。また、不稼働在庫の見直しもして売上を上げていく。色々な手を打って年末の商機に臨んでいきたいので、ご協力をお願いしたい」と述べた。 総会に先立って行われた商談会は、83社のブースに書店担当者が来訪した。

また「スマート・エイジング社会と上手な脳の鍛え方〜年を重ねるのが楽しくなる生き方〜」と題して、東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太氏による講演会が開催された。

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