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第6回 東京日販会総会を開催

東京日販会(会長:板津 武 (有)自成堂代表取締役)は7月23日、文京区の東京ガーデンパレスにて第6回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて125名が出席した。

冒頭、板津会長が挨拶に立ち、「昨年の総会は東日本大震災発生の後に開催し、会員のご賛同による義援金を総会終了後東北日販会に送りました。東北日販会会長からもお礼のお手紙を頂いています。昨年は5周年の記念として新たな取り組みを行いましたが、中でも第2回首都圏大商談会への積極的な参画は、出展社である出版社様、事務局からも好評でした。今年度は、店頭の売上に結びつけることのできる取り組みを強化し、会員書店様の売上に貢献できればと考えています」と述べた。続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。

来賓を代表して挨拶に立った古屋文明 日販代表取締役社長は、「前年の東京日販会で東北への義援金のカンパを募ったことを、板津会長のご挨拶を聞いて思い出しました。あれから早1年、昨年は、節電影響やインク、紙不足などがありましたが、それでもベストセラーが多数出たことで書籍の売上は好調だったと言えます。しかし、今年はベストセラーも少なく、厳しい状況です。また、先日開催された東京国際ブックフェアでは、キンドルや楽天など電子書籍関連のブースが増え、様変わりしました。こういった厳しい環境下では、業界全体ができることからやっていく必要があります。日販ではそういった中で、取引先の収益改善となるよう、PARTNERS契約やマージンの取れる商材の紹介を進めていきたいと思っています。オリンピックが始まると売上が下がる可能性も高くなりますが、目の前のことからまず片付け、着実に前進し、業界全体がwin-winとなるよう努力していきます」と述べた。

総会終了後は「『図解絵本東京スカイツリー』取材こぼれ話」をテーマに、著者のモリナガ・ヨウ氏による記念講演が行われた。『図解絵本東京スカイツリー』(2012年3月発売/ポプラ社刊)制作にあたって取材した内容のうち作中では紹介しきれなかった話など、他では聞けないスカイツリーの特徴が説明された。

また、参加出版社の商品紹介タイムを設け、参加出版社の商品紹介文、チラシを冊子にし、当日会員書店に配布し、商品仕入の一助とした。

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