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第54回山陰日販会総会を開催

山陰日販会(会長:西山 等 株式会社ブックス文化の友代表取締役)は6月13日、松江市の佳翠苑 皆美にて第54回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて20名が出席した。

冒頭、西山会長が挨拶に立ち、「今年最大の関心事は、アベノミクスによるデフレからの脱却である。非常に期待の持てる方向に進んでいるが、出版業界においては、スマートフォンの普及とそれに伴って支出の増大が影響し、まだまだ不況が続いている。こうした環境の中で出版流通改革を実現するためには、返品率の改善やHigh-Profit企画やPPIといった施策の拡大を目指し、出版社・取次・書店の三者が協力して取り組むことが必要だ。皆で力を合わせて頑張っていこう。また、山陰日販会の将来についても皆さまと一緒に考え、より地域に愛される書店になれるよう話し合っていきたい」と述べた。 続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。 来賓を代表して挨拶に立った根岸 眞 日販常務取締役は「日販の中期経営計画『Change』は今期で2年目を迎えた。2年後に書店マージンを3割にして出版流通改革を実現するため、今後も様々な施策を提案していく。今後とも皆さまのご協力をお願いしたい」と述べた。

総会終了後は、千手院名誉住職 高野山真言宗伝燈大阿闍梨 大北哲也氏が「本との出会い、人との出会い」と題して記念講演を行った。「本の背中を見て育った」という住職が、幼少時からの友人関係や本との出会いと、読書から学んだ人と人とのつながりについて語った。受講者も非常に興味をもって聴講しており、講演終了後には活発に質問が飛び交った。

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