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第42回岡山日販会総会を開催

岡山日販会(会長:長田勝志 オサダ文昭堂代表取締役社長)は11月14日、岡山市の岡山国際ホテルにて第42回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて98名が出席した。

冒頭、挨拶に立った長田会長は、「第41回総会で『第1回 共同拡販銘柄 選抜総選挙』を行い、最高得票数を獲得した『できる大人のモノの言い方大全』(青春出版社)、『岡山県謎解き散歩』(KADOKAWA)、『瀬戸の島旅』(西日本出版社)、『瀬戸の島あるき』(同)に販売目標を設定し、販売活動を実施した。

岡山日販会では、かねてより共同拡販銘柄の販売活動に取り組んでいたが、近年は目標に達しない状況が続いていた。今回は『売ること』『目標を達成すること』を大変強く意識して取り組んだ結果、すべての銘柄で目標を達成した。本年も『第2回 共同拡販銘柄 選抜総選挙』を行うので、引き続き拡販の取り組みをお願いしたい。

また、雑誌の定期購読獲得や、MD企画・High-Profit企画への参加などによって、売上を上げる努力をしたい。雑誌については、岡山日販会オリジナル『岡山の書店お薦め雑誌』の帯を付けて販売していただきたい。

ところで、日販PB商品に『Lightning特別編集 ザ・デニムバイブル』(枻出版社)があるが、岡山は国産ジーンズの発祥の地である。本日ご講演いただく就実大学の杉山慎策教授はジーンズとの関わりが大変深く、ジーンズをきっかけに講演の依頼をさせていただいた。また、杉山教授の著書『日本ジーンズ物語』を出版している吉備人出版は、岡山の歴史や文化、人物に関する商品を多数出版しており、このたび同社の山川隆之社長が岡山市文化奨励賞を受賞されたことは、非常に喜ばしいことである。このような人と人との繋がりも大切にしながら、今後も活動の輪を広げていきたい」と述べた。

続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。また、役員改選が行われ、下記の通り、一部役員に変更があった。

続いて、来賓を代表して挨拶に立った吉川英作 日販専務取締役は、「日販は、2015年までに書籍返品率を25%に下げ、そこから生み出される利益を分配することと、委託販売に一定のルールを設けた High-Profit商品を拡大し、書店の粗利益を30%にすることをゴールステートメントとして掲げ、今期も取り組んでいる。岡山支店でも営業担当からさまざまな提案をしており、会員書店には『支社長High-Profit』と呼ばれる全社的な取組銘柄の販売にご協力いただいている。また『支店長レコメンド銘柄』では、『瀬戸の島旅』(西日本出版社)・『瀬戸の島あるき』(同)が、ご当地商品でもあり好調である。ぜひこれらの、一定の条件を満たせばマージン率の高い商品を拡販して、粗利益の改善に結びつけていただきたい。 また、11月1日より始まった日販の『祭』第2弾については、岡山支店でも12店舗に参加いただいており、効果が着実に現れている。この勢いで年末商戦まで頑張っていただきたい」と述べた。 続いて、「第2回 共同拡販銘柄 選抜総選挙」が行われた。各出版社によるPRのスピーチ、会員書店による投票の上、対象銘柄を『「単位」の早わかり便利帳』(青春出版社)、『○に近い△ を生きる』(ポプラ社)、『LARME』(徳間書店・隔月刊誌)に決定した。2014年8月末まで拡販に取り組む。

総会終了後は「経営学の重要性と日本企業の今後の戦い」と題して、就実大学教授の杉山慎策氏による記念講演が行われ、企業の経営戦略における各種手法による分析の重要性が語られた。続いて開催された懇親会では、出版社別に販売実績上位店・店頭陳列優秀店への表彰を行った。また、ブックセンターアイランドが店頭展開特別賞を受賞し、会場にて店頭のディスプレイを再現した。

≪新任≫
世話人:仲岡慎治(㈱紀伊國屋書店店長)
≪退任≫
会 計:佐武貴志(㈱興文社代表取締役社長)
世話人:加藤芳樹(㈱丸善書店店長)

 

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