• ニュースリリース

第35回千葉日販会総会を開催

 千葉日販会(会長:飯合 幸夫 株式会社西口アサノ代表取締役)は6月18日、千葉市のオークラ千葉ホテルで第35回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて91名が出席した。

  冒頭、飯合会長が挨拶に立ち、「日本経済はアベノミクスの効果もあり上向きの数字も発表されているが、業界にとってはまだまだ厳しい風が吹いている状況である。そんな中、日販懇話会では売上を上げていく施策が多く紹介され、自店の売上のためにも取り入れなければならないと感じた。出版業界はここ10年近くマイナス成長でピーク時2兆6千億円あった売上が昨年あたりでは1/3近く減少し1兆7千億円くらいまで縮小している。この状況をどう乗り切るか、書店一人一人が自分の問題として捉え改革を進めていかないと書店業自体が成り立っていかないのではと感じる。今年は、東関東支店の支店長と営業課長に変更があった。先日の役員会で今年の活動計画を立てたが素晴らしい内容になった。是非、積極的に取組み売上に繋げて、厳しい数字を少しでも上向きにするよう頑張っていただきたい」と述べた。 続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。

 続いて、来賓を代表して挨拶に立った竹山 隆也 日販取締役は「店頭の売上回復のためには、いかに来店客を増やすかが鍵となる、来店環境を変えるべく今年も『祭』を開催することで集客のお手伝いしていく。また、定期購読とお客様のニーズに応える客注の受注促進の更なる強化をお願いしたい。定期購読促進のお店は良い実績とあっており、客注ニーズに応えられるよう日販では在庫を充実させヒット率を高めていく。お客様へ声掛けし会話をする、というリアル書店の強みを最大限に活かしていただきたい。個々の書店の特性に合った策を共に考え、お客様の来店動機を作り来店頻度を高めることで売上に貢献できるよう日販一丸となって取り組んでいく」と述べた。

 その後、日販から「定期購読獲得の拡大」と、共同拡販として千葉県が舞台で秋に映画化を控えている幻冬舎文庫の「虹の岬の喫茶店」の販売コンクールを提案し、公開前から書店店頭で盛り上げていくことを確認した。

 今年は商談会に2時間以上割り当てたため、「実りある商談に繋がった」と書店・出版社双方から評価を頂いた。

 合同懇親会では、冒頭会長挨拶で「今年は『売る日販会』を目標に研修会や販売コンクールなどに積極的に取組む、出版社さんのご協力をお願いしたい」とあり、幻冬舎営業局営業第四部長の太田和美氏に祝辞をいただきスタート、会員書店・出版社・日販の懇親を深めた。

 

 飯合会長挨拶写真_R2

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 経営戦略室経営企画グループ広報チーム 担当:丸、正道寺
TEL.03-3233-3829 FAX.03-3295-4075
E-mail:press@nippan.co.jp