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第34回栃木日販会総会を開催

栃木日販会(会長:亀田公一 ㈱亀田書店代表取締役社長)は7月11日、日光市の鬼怒川温泉あさやホテルで第34回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて31名が出席した。

冒頭、亀田会長が挨拶に立ち、「国内経済はアベノミクスの影響を受け上向いており、一部株価の上昇や高級品が売れていると報道されているが、残念ながらわれわれ出版業界では実感するまでに至っておらず、むしろ業界はこれからますます激しく変動していくものと思われる。今回の総会でも、皆で意見を出し合い、実りの多い総会にしたい」と述べた。 続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。

来賓を代表して挨拶に立った竹山 隆也 日販取締役首都圏支社長は「日販は今年、中期経営計画『Change』の2年目を迎える。『出版流通の改革』と『新たな需要の創出』を掲げ、流通改革による書店利益率の改善、需要創出による店頭売上の向上を目指しており、これらの実現のため、『充足率UP』『不稼働在庫率の引き下げ』『買上客数前年比 110%達成』といった目標を立てた。買上客数については『祭』を昨年より実施しており、今夏はまもなく7月20日よりスタートする。ぜひ積極的な展開をお願いしたい。続いて、日販の第65期決算については、皆さまのおかげで15年ぶりに増収を達成することができた。書籍返品率についても改善しており、『書籍返品率25%』の実現に向け、より一層のご理解・ご協力をお願いしたい。栃木エリアの店頭売上の状況は、POSデータによると6月実績では全国平均をわずかに上回るものの、依然厳しい状況にある。ただ、夏季賞与支給額が昨年より0.7P増えたという報道にもあるように、市況はゆるやかな回復傾向にある。この明るい兆しを書店店頭で実感できるよう、われわれも地に足のついた施策をもって全力で支援していく」と述べた。

総会終了後は、「伝え方が9割」と題し、コピーライターで『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)の著者である佐々木圭一氏による記念講演が行われた。佐々木氏は、自身の経験をもとに「NOをYESに変える技術」「『強いコトバ』をつくる5つの技術」をワーク形式で紹介し、参加者にも大変好評であった。

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