• ニュースリリース

第34回北海道日販会総会を開催

北海道日販会(会長:中尾邦幸 ㈲マル五中尾書店代表取締役社長)は7月9日、札幌市の札幌パークホテルで第34回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて246名が出席した。

今回は、総会開催前に「商談会・ブックサミット2013」が開催され、出版社81社がブースを出展し、参加書店と商談や情報交換を行った。
総会では、冒頭、中尾会長が挨拶に立ち、「消費税増税、TPP、電気料金の値上げ等、これから厳しい状況が懸念される中で、無事第34回総会を迎えられたことを嬉しく思っている。いかなる状況下であっても、日販会はこれからも、気持ちが和む、明日につながる会にしていきたい」と述べた。続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。

続いて、来賓を代表して挨拶に立った平林 彰 日販代表取締役社長は「関西では書店と全取次が集まって『関西発信のベストセラーを出そう』と動いている。横の繋がり、地域の繋がりを強め、業界を発展させていこうという取り組みである。ぜひ北海道日販会も、様々な取り組みで、成果をあげていただきたい」と述べ、2013年度の日販の戦略についてプレゼンを行った。

総会終了後は、「北海道の埋もれた本=歴史を掘り起こす」をテーマに、フリーライターの井上美香氏による記念講演が行われた。井上氏は、最近のベストセラーや人気作家を例に「意外な北海道との関係」を紹介し、一読者として望む書店の「売場づくり」を提案。「北海道は多くの作家を輩出しており、小説の舞台にもなっているが、一見北海道とは全く関係がないと思われている作家や小説、ドラマにも、歴史をたどっていくと意外なつながりや縁がある。このように、書店は単に北海道出身作家の作品を揃えるだけでなく、『歴史を掘り起こす』という観点で品揃え、売場づくりをしていくと、もっとお客様にアピールができ、『発見の場』としての魅力が高まっていく」と語った。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 経営戦略室広報課 担当:丸、浅野
TEL.03-3233-3829 FAX.03-3233-6045
>お問い合わせフォームへ