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第3回九州日販会総会を開催

九州日販会(会長:安徳 寛 ㈱ブックスあんとく取締役会長)は10月22日、福岡市のグランドハイアット福岡にて第3回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて233名が出席した。

まず、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。また、役員改選が行われ、下記の通り、一部役員に変更があった。さらに、2012年度・2013年度九州日販会拡販銘柄として取り組んできたPHP文庫・三笠文庫の拡販書店表彰式を行い、清水卓智 PHP研究所代表取締役社長と押鐘太陽 三笠書房代表取締役社長が売上上位店舗を表彰した。

続いて、平林 彰 日販代表取締役社長によるプレゼンテーションが行われ、日販九州支店、九州日販会のそれぞれの取り組みと、日販の戦略展開について説明があった。

平林社長は、日販が今年度より始めた「支店長レコメンド銘柄」について、成功事例の水平展開によって九州支店がとりわけ大きな成果を残していることや、九州日販会が独自の取り組みとして、出版社と提携して店頭での拡販に取り組んでいること、そのほか、日販の戦略展開として、「PARTNERS契約による書店様へのインセンティブ還元」「Maga-STOCKを活用した雑誌定期購読の獲得」「祭による買上客数UP」の3点を紹介した。

総会終了後は、商談会と講演会が開かれた。
講演会では、「コンピュータ書の現状と増売について」と題して、コンピュータ出版販売研究機構(CPU)7社が、コンピュータ書の市場と関連書の販売方法について説明した。また、電子書籍の動向について「アマゾン参入により市場はますます拡大している。紙と電子の棲み分けを確立することと、書店店頭での電子書籍販売を検討することが必要である」と語り、参加書店は非常に関心をもって聴講していた。

その後行われた懇親会では、九州日販会代表として、冒頭の審議で名誉会長に就任した安徳氏が挨拶に立ち、「皆さんは日販会がどのようにして始まったかご存じだろうか。私が書店を始めた当時は、『昭和会』など、外商を中心に営む書店の会があり、勉強会や情報交換などを重ねることで企画品の拡販に努めていた。しかし、外商だけでは書店業を営むことができない時代が到来し、店頭販売の重要性が高まってきた。そこで、当時積文館書店社長だった八木英蔵氏を中心に、福岡日販会を設立した。日販会では、講師を招いて勉強会を開催したり、書店間の情報交換の場を設けたりして、店頭販売力を強化するための取り組みを進めてきた。現在は九州日販会へと発展して当時よりもかなり大きな組織となり、出版社の協力のもとで店頭販売コンクールを開催するなど、会員書店の店頭販売力強化に取り組んでいる。時代は変化し、出版業界も変化している。それに対応できなければ生き残っていけない。会員書店の皆様には、変化に対応できる書店として今後も発展していくことを強く望む。新会長のもと、九州日販会一丸となって店頭販売力強化に取り組んでいただきたい」と述べた。

≪新任≫
名誉会長:安徳 寛(㈱ブックスあんとく取締役会長)
会  長:草野義廣(くさの書店代表取締役)
副 会 長:野村和義(㈲宗文堂書店代表取締役)
幹  事:的場勝彦(ブックスミスミ事業部長)
幹  事:安徳紀美(㈱ブックスあんとく代表取締役社長)
幹  事:濵砂俊裕(ニューコ・ワン㈱取締役)
会  計:野上由人(㈱リブロ西日本第2エリア長)

≪退任≫
副会長:神野直也(ブックスミスミ常務取締役)
幹  事:金川敏洋(つまがり書店代表取締役)
幹  事:牟田隆雄(元エーブック専務)

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 経営戦略室広報課 担当:丸、浅野
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