• ニュースリリース

第2回 九州日販会総会を開催

九州日販会(会長:安徳 寛 BOOOKSあんとく代表取締役社長)は9月12日、福岡市のホテル日航福岡にて第2回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて236名が出席した。

冒頭、安徳会長が挨拶に立ち、「我々書店を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。これまで進めてきた複合店という店舗形態も、レンタル・セル・ゲーム の売上の悪化によって経営が難しくなっています。そのような中、九州日販会では会員の皆様に少しでも利益を上げていただくために、三笠書房にご協力をいただき、販売・飾り付けコンクールを開催しました。これは会員の皆様に報奨金という形で還元することを目的とした取り組みです。会員の皆様には、この後行われる出版説明会に出席し、今まで以上に出版物の拡売に努めていただきたいと思います」と述べた。

続いて、昨年度の事業経過報告・会計報告及び今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。

来賓を代表して挨拶に立った古屋文明 日販代表取締役社長は、「先程の会長あいさつにもありましたが、三笠書房販売・飾り付けコンクールの取り組みには大変感銘をうけました。今年の春頃から個人消費に変調が起きており、出版業界も大変厳しい状況となっています。昨年あったミリオンセラーがまだ出ていないことも要因として考えられますが、たとえば携帯からスマートフォンへのシフトによって時間とお金の使われ方が変化していることなど、個人のライフスタイルの変化も大きな影響を与えています。そのような中、日販とMPDは、返品率削減によるインセンティブの支払いや高マージン商品の拡充など、書店のマージンアップに取り組んでいます。また、 NOCS9000などシステム面でも改良を行い、運用面でのサポートを行っています。ネット書店の強みをリアル書店に提供するためにスタートした Honya Club.comも開設一周年を迎えました。来月からは、より多くの読者に利用していただけるようプロモーションもスタートします。我々を取り巻く環境は 引き続き厳しいものになると思いますが、会員の皆様と共に繁栄できるよう、一緒に取り組んでいきたいと思っています」と述べた。

総会終了後は「書店における『おもてなし文化』構築マネジメント」と題して、「すべての業種に必要とされるおもてなしの心を書店業務にどのように活用していくか」をテーマに、㈲オフィセム 立野恵美子氏による記念講演が行われた。

出席者からは「接客マナーやクレーム対応に活用できる」「大変参考になった」という声が聞かれた。

■本件に関するお問い合わせ

日本出版販売株式会社 経営戦略室広報課 担当:丸、浅野

TEL.03-3233-3829 FAX.03-3233-6045

>お問い合わせフォームへ