• ニュースリリース

第2回関西日販会通常総会を開催

関西日販会(会長:長谷川政博 ダイハン書房代表取締役社長)は11月6日、京都市下京区のホテルグランヴィア京都で、会員書店はじめ出版社、日販関係者あわせて275名出席のもと、第2回通常総会を開催した。

総会の冒頭、長谷川会長が挨拶に立ち、「出版業界は相変わらず厳しい状況が続いているが、大阪の『Osaka Book One project』、京都の『京都本大賞』など、地元独自の取り組みが進んでおり、明後日には『BOOK EXPO 2013』も予定されている。このように、なんとかして盛り上げようという動きが活発化している。日販にも、書店の利益向上のために色々な施策を提案してもらっている。達成が困難な面もあるかもしれないが、生き残るためには努力していかなければならない。関西日販会では長年『パンパク』を開催してきているが、これに甘んじることなく、業界のためにやるべきことがまだあるのではないか。各部会の担当者も積極的に活動してくれており、成果が期待されるので、会員のみなさまの協力をお願いしたい」と述べた。 続いて昨年度の事業報告及び今年度の事業計画案、予算案などが審議され、いずれも可決・承認された。また役員改選があり、ブックス・ランボー(京都市)の堀江幸雄氏が幹事を退任、他の役員は全員留任となった。

総会に続いては、NGOサイディア・フラハ代表の荒川勝巳氏による「サイディア・フラハ創立20周年を振り返って」と題した講演が行われた。「サイディア・フラハ」とはケニアのNGOで、スワヒリ語で「幸福の手助け」を意味する。荒川氏はアフリカの恵まれない子どもたちに支援の手を差し伸べたいという思いを若いころから抱き、苦心の末、ケニアにおいて児童養護施設を立ち上げた。2人の子どもの教育からスタートした事業も20年を経過し、ケニアの地において確かな力となっているとの報告があった。

引き続き開催された懇親会では、平林彰日販代表取締役社長が挨拶に立ち「10月28日に東京でPARTNERSカンファレンスを開催した。その席においても日販は、返品を減少させること、需要を創出することの2つのスキームによって、書店への利益還元を目指していると報告した。当日は、平柿文仙堂様(滋賀県草津市)が『マージン改善賞 PPI・High-Profit企画総合部門』で1位を獲得され、感謝状をお贈りした。平柿文仙堂様は店長や店員のみなさんがPPI出版社の名前や High-Profit商品の銘柄を全部暗記していらっしゃるそうで、対象商品をしっかり売るという取り組みを続けられた。またHigh-Profit企画への参加率も100%近くとなっており、その結果が1位ということである。一方、日販では来店客数アップに向けて、『祭』を開催している。関西・岡山支社の8月の夏祭は、売上が対前年100%を超え、全国平均を2P近く上回った。11月からは、また秋の祭を展開する。ぜひともこの関西エリアが劇的に突きぬける実績を上げ、全体を牽引していただきたい」と述べた。 懇親会の中では、書店・出版社・日販の業界三者で結成された踊り子隊「本や連」が演舞を披露し、会場に元気をもたらした。

■本件に関するお問い合わせ 日本出版販売株式会社 経営戦略室広報課 担当:岩本 TEL.03-3233-3829 FAX.03-3233-6045 >お問い合わせフォームへ