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第1回 関西日販会通常総会を開催

関西日販会(会長:長谷川政博 ダイハン書房代表取締役社長)は、11月7日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて315人出席のもと、 大阪日販会・京滋日販会・兵庫日販会が合併してから初めてとなる第1回通常総会を開催した。

総会の冒頭、長谷川会長が挨拶に立ち「6月に従来の大阪日販会、京滋日販会、兵庫日販会が1つになり関西日販会が設立された。お互いの特色を生かしながら関西日販会を運営していこうということで、この5か月、パンパクや分科会活動を進めてきた。会員の皆さんが色々な活動をしていきたいという意欲があるので、ぜひその通りに進めていきたいと思っている。景況感がよくなく、書店の店頭も非常に厳しい。しかし、われわれは本や関連商品を売って収益を上げていくしかない。日販が色々な施策を提案してくれているので、積極的に参加して成果を上げていただきたい」と述べた。

続いて、本年6月5日から9月30日までの事業報告および第2期の事業計画案、予算案などが審議され、いずれも可決・承認された。

総会に続いては、コラムニストの勝谷誠彦氏による「国難の時代をどう生きるか」と題した講演が行われた。幅広い見識から繰り出される講演は聴衆の耳目を集め、出版社・書店のあり方についても提言がなされた。

引き続き開催された懇親会では、古屋文明 日販代表取締役社長が挨拶に立ち「関西日販会として1つになってからも、相変わらず積極的に活動を続けていただいている。9日に『BOOK EXPO 2012』が開かれるが、これもパンパクからスタートしたものと思っている。会員の皆様のご尽力に感謝を申し上げる。日販の今期の中間決算の数字がまとまりつつある。書籍は売上増となったが、雑誌が落ち込み、合計では対前年2%弱の減収となった。返品率についても書籍は改善されたが、雑誌が悪化し、合計では横ばいとなった。利益についても減益となった。今年の春頃から消費が変調をきたし、日販のPOSデータも4月〜9月累計で対前年6%も落ち込んでいる。 客単価は変化がないが、客数が減少している。とにかく読者に来店してもらって、買ってもらわなければならない。10月に開始した『ほんらぶ』プロモーションでは、『3 SPECIAL BOOKS』というサイトを開設し、著名人の勧める本を紹介している。ぜひ店頭での話題作りに活用していただきたい。また、書店在庫の4割が1年間に1回も回転していないことがわかったので、個々の状況を見ながら入替を進めていきたい。さらに、高マージンであるHigh-Profit契約の商品も増やしているので、関西日販会でも積極的に取り組んでいただきたい」と述べた。 懇親会の中では、書店・出版社・日販の業界三者で結成された踊り子隊「本や連 有志」が演舞を披露し、会場に元気をもたらした。

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