本と遊ぼうこどもワールド 2014優良児童図書展示会 旭川会場開催
日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:平林 彰 略称:日販)は、8月8日(金)から10日(日)まで、旭川市の道北地域旭川地場産業振興センターにて「本と遊ぼうこどもワールド 2014優良児童図書展示会」を開催した。
8日のオープニングセレモニーで挨拶に立った吉川 英作 日販専務取締役は、関係者への謝意を述べた上で「日販は、本の持っている魅力を数多くの子どもに知ってもらいたいという一念で、当イベントを36年間全国各地で開催してきた。今後もこのようなイベントを継続していきたい。今回も1万を超える多くの本を用意したので、是非楽しんでいただきたい。旭川と言えば旭山動物園が有名で、今も年間160万人を超えるお客様が訪れると聞いている。しかしこの3日間は「本と遊ぼうこどもワールド2014」の評判が旭山動物園に負けずに盛り上がり、また来年もこの地でこのようなイベントを開催できることを祈念している」と述べた。
続いて共催の日本児童図書出版協会を代表して挨拶に立った志村 直人 株式会社くもん出版代表取締役社長は、「私たち出版社で働く人間は、すべての子どもに本好きになってほしいと願っているが、それは読書が子どもの健やかな成長や学力の向上に大きな役割を担っていることを実感しているからである。一冊の本に出会い、読み、感動体験を覚えることは、心の豊かな成長のために欠くことのできない財産になる。そして読書習慣を身につけることは、理解力を高め、物事の本質を正しく理解することにも繋がる。
子どもが本好きになるために大切なことの一つに、小さな時からの読み聞かせがある。読み聞かせを通して、子どもはお父さんお母さんの声に喜びや安心を感じ、親子のきずなが生まれる。次に、家庭や学校、地域の書店さんや図書館など、地域で一緒に子どもの読書環境を作ることも大切である。そしてもう一つ、子供が読書好きになる大きなきっかけとして、お気に入りの本との出会いがある。今日この会場にはたくさんの本があるので、是非新しいお気に入りの本を見つけて、大きくなるまでその本を取っておいていただきたい」と述べた。
続いて旭川市への図書の贈呈が行われた。この図書寄贈に感謝の意を表して、旭川市市長より、感謝状をいただいた。
その後、高橋 秀彦 旭川市中央図書館館長、志賀 博 旭川冨貴堂代表取締役社長、日本児童図書出版協会より志村 直人 株式会社くもん出版代表取締役社長、吉川 英作 日販専務取締役の4名によるテープカットが行われ、開場となった。
会場では、旭川会場独自企画として、「あべ弘士先生」「堀川真先生」「旭川出身作家」「大型絵本」等の各コーナーが設置され、3日間で行った全てのイベントは大盛況で終わった。
各日の主要なイベントは以下の通り。
8月8日(金)
キャラクター写真撮影会にて旭川のゆるキャラ「あさっぴー」が登場し、旭川市民に大いに喜ばれた。
しかけ絵本を始め、堀川真先生のワークショップ(工作教室)はイベント終了時間まで参加者が途切れることなく行われた。また、エコバッグ教室も当初の想定よりも参加者の要望が多く、急遽テーブルを追加して実施した。終日行われた感想画・ドラえもん探しにも各300人を超える子どもが参加した。絵本の読み聞かせ会は大型絵本を使ったものやエプロンシアター、手遊びなど、子どもたちと一緒に盛り上がった。バルーンアートも大好評だった。
8月9日(土)
キャラ屋 川下先生の「動物似顔絵」は、翌日まで予約でいっぱいとなるほどの大盛況であった。また、国立国語研究所・柏野和佳子先生による「親子で楽しむ辞書引き体験学習」では、丁寧な辞書引き方法で多くの子どもたちが笑顔で辞書引きを楽しんだ。
8月10日(日)
最終日は、旭川在住の絵本作家のあべ弘士先生の講演会を開催した。「絵本が出来るまで」という内容で、アフリカや北極に行った時のことを映像を交えながら話し、その時に作った2冊の絵本の読み聞かせも行った。また、当初予定していなかったサイン会も開催し、多くのお客様に喜ばれた。
来場者からは「普段こんなにたくさんの本に触れ会える機会がないので、大変よかった」「また是非開催してほしい」という声が上がった。
旭川会場の来場者数は3日間で4,100名となった。
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