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本と遊ぼうこどもワールド 2012優良児童図書展示会 名古屋会場開催

日販は、8月4日(土)から6日(月)まで、名古屋市公会堂にて「本と遊ぼうこどもワールド 2012優良児童図書展示会」を開催した。同展示会は、1978年、京都で初めて開催して以来、今までに34回開催しており、名古屋会場は1979年から連続34回目の開催となった。

4日のオープニングセレモニーで、あいさつに立った平林彰 日販代表取締役副社長は「名古屋会場での『本と遊ぼうこどもワールド』は今回34回目の連続開催になります。出版社様・書店様・関係各位のご支援の賜物と思っており、改めて感謝を申し上げます。昨年の大震災以降、改めて本は生活必需品と言われるようになりました。子どもたちの豊かな心や想像力、思考力、無限の可能性を育てあげるためには、まず本との出会いが大切であると考えます。私どもはそういう機会を提供したいと考えており、このようなイベントを開催してまいりました。本日はたくさんの本を揃えています。また、今回はデジタル絵本に触れる企画も用意致しました。是非体験して頂ければと思います」と述べた。 

続いて共催の日本児童図書出版協会を代表してあいさつに立った小倉昇 福音館書店代表取締役社長は、34回目となる名古屋での開催に対しての謝辞に続き、「会場に来ているお子様たちにお話します。たくさんの本を、お母さんやお父さんや園の先生に読んでもらって下さい。本の楽しさがわかるはずです。本の楽しさがわかれば、自分でこういう本を読んだらもっと楽しくなるという事に気が付き『独り立ちの読書』ができるようになります。『独り立ちの読書』ができるようになると、身体の成長には『ご飯』が必要なように、心の成長には『本』が必要で、生きていく上で一番大切なものを本から学びとる事ができると思います。今回はたくさんの本が並んでいるので、直接本に触れ、中を開いて、どのような世界が本に描かれているのかしっかり見て頂き、お子様と一緒に楽しみ、お子様にふさわしい本を選んで頂けたらと思います。本日は、是非、この会場で自分にとってふさわしい本を探して頂きたいと思います」と述べた。 

続いて児童福祉施設へ図書の贈呈が行われ、その後、東海日販会世話人代表の宮川源 鎌倉文庫代表取締役社長、日本児童図書出版協会の小倉昇 福音館書店代表取締役社長、森陽一 中日新聞社広告局広告二部長、読者を代表して園児3名、日販平林副社長によるテープカットが行われた後、開場となった。 今回のサブテーマは『笑顔いっぱい 絵本の遊園地』で、来場の子どもたちや保護者に児童書の魅力を様々な形で伝え、本を手に取る事の喜びを再発見してもらえるよう「オリンピック・スポーツ関連コーナー」や「書店員が選んだイチ押しの本」「かぞくのキズナ」コーナーを企画し展開した。 その他、中日新聞生活情報紙「ショッパー」と連携した「親子で読みたい本紹介 特設コーナー」や、「世代を超えて愛されてミリオンセラー絵本&読み物」、「宇宙の本」「地元作家コーナー」などの展示コーナーに関心が集まった。また、今回も出版社ブースを設置し、それぞれのブースで特色のある商品陳列が展開された。 読み聞かせコーナーでは、書店員・JPIC読書アドバイザーによる読み聞かせ会や、名古屋短期大学・桜花学園大学 児童文化研究部「どかぁん」による人形劇、ロンドンオリンピックにちなんでドリブルや縄跳び等の簡単な運動でメダルを競い合う「児童図書展示会オリンピック」等も催され、各回とも多くの参加者で賑わった。

その他のイベント・講演会は以下の通り。

8月4日
名古屋会場では恒例となる、蟹江篤子さんの「読み聞かせトークライブ」を開催。人気ラジオパーソナリティーならではの語り口で、楽しいお話と絵本の読み聞かせが行われた。会場は親子連れでいっぱいになり、子どもたちとの会話を交えながらの温かなイベントとなった。

8月5日
絵本作家のサトシンさんの「絵本&おてて絵本よみまショー」を開催。サトシンさん自身が歌を歌ったり、お客さんとの掛け合いを交えながら、著作の読み聞かせ会を行った。イベント前にサトシンさん自身が会場でお客様に声を掛けたり、特設サイン会を行うなど、お客様が大変喜ぶイベントとなった。

8月6日
昨年に引き続き、深谷圭助氏による「親子いっしょに深谷先生の辞書引き学習を体験しよう」を午後より開催。例年通り、このイベントは事前の問い合わせも多く、保護者の関心の高さがうかがえた。会場内では、熱心に辞書引き学習を体験する親子連れの真剣な様子が多く見られた。

3日間を通して、来場者からは「自分も童心にかえり、懐かしい時間を過ごす事ができた」「毎年楽しみにしている。このイベントをずっと続けて欲しい」「会場の雰囲気が良かった」などの感想が寄せられた。
名古屋会場の来場者数は3日間で6,612人となった。                          

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