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日販 大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを提供。2013年4月より、京都造形芸術大学通信教育部新学科でサービス開始

日本出版販売株式会社(代表取締役社長:古屋文明、本社:東京都千代田区、以下日販)は、大学向けに学術・専門書のデジタル配信サービスを開始することとなりました。 同サービスの配信プラットフォームとして京セラコミュニケーションシステム株式会社(代表取締役社長:佐々木 節夫、本社:京都市伏見区、以下KCCS)が提供する電子書籍配信サービス『BookLooper』を採用します。

当サービスは京都造形芸術大学が2013年4月に新規開設する通信教育部芸術学部芸術教養学科の学生に向け、提供を開始するものです。 受講学生を対象に、総合教育30科目で使用する市販書籍のタイトルをデジタル化しPC・スマートフォン・タブレット端末向けに、2013年4月から提供します。 また、大学側が用意をするオリジナル教材(専門教育科目30科目)もデジタル化を行い、同じシステム内で管理・閲覧が出来るようにして、学生の利便性向上を図ります。 順次科目を開講し、初年度には東大出版会・岩波書店・平凡社・春秋社・同成社、他の出版社が、教科書採用出版物の提供を予定しています。 コミック・ライトノベルなどのジャンルを中心に電子書籍の市場が拡大する中、学術・専門書のデジタル化は遅れています。 日販では既存の総合電子書籍販売サイトではなく、確実に需要が存在する教育機関へ提供することにより、出版社がデジタル化を進めやすい環境を整えます。 今後、通信教育部を持つ大学を中心に導入を促進し、来年度中に5大学の採用を目指します。

京都造形芸術大学通信教育部新学科について

2013年4月に開校予定、通信教育部芸術教養学科。 新学科では、通信教育部受講生にとってハードルの高かったスクーリング(対面授業)を撤廃、全単位を通信教育のみで取得出来る日本の芸術大学で初めての学科となる。

電子書籍配信サービス『BookLooper』について

KCCSは慶應義塾大学メディアセンター(図書館)と共同で行った電子学術書配信実証実験において、効率的な学習を支援する電子書籍配信プラットフォーム を提供し、学生・教職員の意見や要望を元に改善しています。ストアサイトからコンテンツを購入し、タブレット端末(iPad/Android)、スマート フォン(iPhone/Android)、PCにダウンロード・閲覧することや、コンテンツやしおり・メモ等を端末間で相互利用することが可能となります。

■本件に関するお問い合わせ 日本出版販売株式会社 経営戦略室広報課 担当:岩本
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