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出版流通学院書店研究会 2012年度書店研究会セミナーを開催

出版流通学院(日本出版販売株式会社主催)の卒業生で組織する書店研究会(代表幹事:宮澤隆治 ㈲宮沢書店店長)は「2012年度書店研究会セミナー」を、6月21日に日販本社(東京都千代田区)で、26日に日販九州支店(福岡県福岡市)で開催した。書店研究会は相互啓発を目的として毎年研修会を企画・運営しており、今回は「文具・雑貨の販売」をテーマとして2名の講師を招き、例年を大きく上回る合計100余名の参加があった。

21日の東京会場では、冒頭、宮澤代表幹事が挨拶に立ち、「文具の場合は『何を売るのか』、『どうやって売るのか』ということが重要になってくると感じています。今日はお二人の講師に来ていただきましたが是非何かしらお持ち帰りいただき、実りあるセミナーにしていただければと思います。そして何よりも折角の機会ですので、楽しんで参加してください」と述べた。 その後、「文具・雑貨の販売研究」をテーマに2名の講師による講演がそれぞれ行われた。

第1講では、文具王として各種メディアで活躍しているサンスター文具㈱マーケティング部の高畑正幸氏が「文具王的 文房具と文具売場の楽しみ方」として、文具の魅力や特徴を他の商品と比べ、お客様にいかに伝えられるかが重要とし、文具の醍醐味でもある細かい機能やこだわりを解説しながら、「書店は文字や説明をよく読むこだわりを持つ読者が多い。書店でこそ文具の魅力を伝えて欲しい」と文具の魅力を力説した。

第2講では、高級文具雑貨店“ANGERS”を関西・東京で展開中の㈱ふたば書房 代表取締役社長 洞本昌哉氏が「売り場での第三商材の取り扱いポイントについて」として、17年間続けてきた雑貨販売の店づくりについて、本と雑貨の黄金比率や秘伝の「雑貨取り扱い虎の巻」を披露し、雑貨を取り扱う注意点や心構えについて等、経営者の立場から自店の取り組みを熱く語った。

講演終了後、参加者は情報交換会の場で2名の講師を囲みながら会員相互の親睦を深めた。今回のセミナーは東京・福岡の2会場とも多くの参加者が集まり、参加した会員からは「経営者の立場・実務者の立場からの両方の話が聞けて大変参考になった」「早く売り場に戻ってすぐにでも取り組みたい」と文具・雑貨の販売への関心の高さが伺えた。

■本件に関するお問い合わせ
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