「第49回 日販マネジメントセミナー」を開催

日本出版販売株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：古屋文明、略称：日販）は「第49回 日販マネジメントセミナー」を、2月21日、ホテルメトロポリタンエドモント（東京都千代田区）で開催し、全国各地の取引先等約100名が参加した。

開講のあいさつに立った吉川英作 日販専務取締役は、「今回は、ダウントレンドの出版界においても明るい希望を持てるようにと『V字回復への挑戦』という大きなテーマを掲げました。セミナーには講師の方をお招きして、このテーマにふさわしい講演をしていただきます。一つでも二つでもヒントをお持ち帰りいただければと思います」と述べた。 セミナーでは、4人の講師による講演が行われた。第1講では、株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長 澤田秀雄氏が「挑戦する勇気、失敗する価値」として、開業以来、赤字続きであったハウステンボスを、夢を持ち続け失敗を恐れず黒字化させた取り組みを語っ た。第2講では、「伝説のカリスマ販売員が教える『人の5倍売る理由』〜テクニックより大切なもの〜」として、元山形新幹線車内販売員 茂木久美子氏が、お客様を第一に考え、思い切って声をかける事が売上を伸ばすきっかけとなったエピソードを語った。第3講では、数々の企業の再生を手掛け てきた株式会社経営共創基盤（IGPI）代表取締役CEO 冨山和彦氏が「企業再生の現場から見た経営者の条件」として経営者のあり方を提言し、第4講では、野球評論家の工藤公康氏が、「真のプロフェッショナルとは〜限りなき挑戦を続ける〜」として、限界を自分で決めず、自ら考えて行動することの重要性を語った。 最後に、露木洋一 日販営業推進室長が、「本日のセミナーを、現在取り組んでいただいている『祭り』に加え、各種の取り組みや経営の一助としていただければ幸いです」とあいさつし、閉講となった。

今回は多くの参加者から、「どの講師も参考となる話が多く、即実践に活かせるアイデアがたくさん得られた」「すぐやってみようという気持ちが持てた」と大変好評を得て終了した。