「日販防災度検定」を実施 ~防災体制強化に向けた日販の取り組み~
日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平林 彰、略称:日販)は、防災体制の強化に向けた取り組みとして、2014年11月に「日販防災度検定」を実施しました。
2009年の消防法改正および2011年3月の東日本大震災を機に、企業と従業員それぞれが主体的に防災管理を行うことが、社会の趨勢となりました。この流れを受けて、日販では、防災(減災)に関わる対応を体系化した「全社防災計画」を策定しました。また、情報伝達訓練や避難訓練といった各種防災訓練のほか、従業員に対する日常の啓蒙活動にも、積極的に取り組んでいます。
そうした取り組みの一環として、2014年11月、初の試みである「日販防災度検定」を実施しました。同検定は、従業員の防災に対する認識を確認し、全社防災体制強化に繋げること、また従業員に「防災」を改めて意識してもらうことを目的として、日販のオンライン検定システム「ネットde受験」(※)を利用して実施しました。設問は社内事務局にて作成し、日常の防災に関する意識・行動について問う「防災意識編」と、一般的な防災の知識を問う「防災知識編」の二編構成(全50問)としました。結果は、平均点32点(50点満点)となり、全体的に「防災知識編」の点数が高いのに対し、「防災意識編」の点数は低いという傾向が見られました。このことから、日販従業員の防災上の特徴として、防災に関する一定の知識は備えているものの、職場や家庭での実際の取り組みが弱いという点を見出すことができました。
同検定の結果を受けて、今後はより実践的な防災の取り組み(備品の準備、家族との連絡手段の確認、防災訓練への参加等)への意識喚起に力を入れていく予定です。また、今回の取り組みを、自社のみならず社会全体の防災意識・知識の向上に繋げるべく、同検定システムの活用を企業・自治体等へ広くご提案してまいります。
今後も日販では、防災計画の整備、各種訓練、周知啓蒙活動を行うとともに、事業所ごとの防災体制を標準化し、全社レベルで防災体制強化を進めてまいります。
※オンライン検定システム「ネットde受験」
日販が提供するオンライン型の検定受験システム。比較的低コストで検定を実施することが可能。また受験者は、自宅からでも受験できる利点がある。
http://www.kentei-uketsuke.com/online/index.html
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