王子流通センターで「絵本読み聞かせ&ランチ会」を開催
2023年6月17日(土)、王子流通センター(東京都北区)にて、絵本と触れ合うイベント「絵本読み聞かせ&ランチ会」を労使共催で開催しました。王子流通センターで働く日販グループの従業員のご家族を招待し、リニューアルした屋上や食堂で、家族一緒に本の楽しさに触れてもらいました。当日の様子とともに、今回が初開催となった当イベント実現までのストーリーや、担当者の込めた想いを紹介します。
│王子流通センターでのイベント開催
日販ではESG、特にS(society)の取り組みとして、社会貢献活動に力を入れております。本や文化を通じて豊かさを届ける日販だからこそできる社会貢献を目指し、「本・地域・子ども」のテーマを中心に活動を行ってきました。今回、その一環として、未来をはぐくむ子どもたちへ本や文化に触れる機会を提供したいという想いから、絵本の読み聞かせ会を企画しました。
また、もう1つのテーマである「地域」への貢献を考える中で、王子流通センターを起点とした地域コミュニティ形成への想いも強くありました。王子流通センターは、日販の物流機能を担う流通センターで、今後も安定して出版流通を担い続けていくため、「働く人に配慮したやさしい物流」「環境との共生」の観点から、職場環境整備を実施しています。2022年度をもって大規模な刷新は一区切りとなり、以降は従業員同士や地域住民とのコミュニケーション活性化に注力しています。
〇王子流通センターのリニューアル記事はコチラ
そこで今回は、周辺地域で暮らす子どもたちと、そのご家族のみなさまに王子流通センターをより身近に感じていただきながら、本に触れてもらう機会として「絵本読み聞かせ&ランチ会」を企画いたしました。
│家族で本の楽しさに触れる
イベントには王子流通センターで働く従業員とそのご家族が招待され、リニューアルした屋上で絵本の読み聞かせが行われました。参加者へのアンケートで各家庭での読み聞かせ頻度を伺ったところ、ほとんどの家庭が週に3日以上読み聞かせをしており、さらにそのうちの半分以上がほぼ毎日読み聞かせをしているという結果になりました。普段から本に触れ合う機会が多かったこともあり、子どもたちは大型絵本に興味津々。家族一緒に読み聞かせの時間を楽しんでもらうことができました。
さらに子どもたちには、絵本1冊と、日販が出版社協力のもとエコ活動を企画・支援するプロジェクト、「ONE ECO PROJECT」の本袋をプレゼントしました。本袋とは「大好きな作品と、エコなこと。」というキャッチコピーのもと、小説やコミックなどの作品に登場する魅力的なデザインやキャラクターが描かれたトートバッグです。絵本を入れた本袋を持って嬉しそうにしている子どもたちの顔が印象的でした。
当日は読み聞かせ以外にも、緑化した屋上でシャボン玉をしたり、 午後はバルーンアートやお絵描きを体験してもらうなど、1日を通してイベントを満喫してもらいました。また、お昼にはリニューアルした王子流通センターの食堂「Plat-O」で、食堂チーフが特別お子様ランチを提供。新しい王子流通センターを最大限活用し、楽しんでもらうことができました。
参加された従業員のご家族からは「子どもと一緒に読み聞かせに参加できたことが楽しかった」「子どもの笑顔がたくさん見られたことが良かった」「パパの職場は楽しいねと言われて嬉しかった」との感想が寄せられました。
また参加した従業員からも「次はいつやりますか?」「今度は友達も誘って行きます」といった声かけがあり、当イベントをきっかけに社内のコミュニケーション活性化にもつながりました。
│地域と共に、働く人たちと共に
「絵本読み聞かせ&ランチ会」は今回が初開催ということもあり、まずは従業員を対象に実施いたしましたが、今後は周辺にお住まいの方にもご参加いただけるイベントを継続的に企画していく予定です。さっそく、2023年8月7日(月)に、地域住民の皆さまと王子流通センターの現場で働く皆さん、そのご家族を招待した「王子納涼会」を実施いたしました。和太鼓やジャズバンドなどのステージ演目に加え、夏祭りさながらの縁日をご用意し、様々な世代の方に楽しんでいただくことができました。
このような地域とのつながりを通じて、日販の取り組みを知ってもらい、地域住民に愛される物流センターになっていくことが、さらなる発展に繋がると考えています。
本を通じて人と人をつなぐように、王子流通センターが地域と家族をもつなぐセンターになることを目指し、地域のみなさんに楽しんでいただけるイベントをはじめ、今後も様々な取り組みを実施してまいります。