第25回長野日販会総会を開催

　長野日販会（会長：森田 正利　森田書店代表取締役）は、11月19日、長野市のホテル信濃路で第25回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて45名が出席した。

　冒頭、森田会長が欠席のため、会長代理として挨拶に立った前澤 芳美副会長（前澤書店代表取締役社長）は、「今、世の中は大変厳しい状況にあるが、それらを何とか克服し、皆で頑張って乗り越えていこうという意気込みをもって、総会に臨む所存である。会員の皆様のご協力のもと、総会を通じて絆を強化し、厳しい現状を打破していきたい」と述べた。
　続いて昨年度の事業報告及び今年度の事業計画案、予算案などが審議され、いずれも可決・承認された。また通常の議案に追加して役員改選と規約改訂を実施し、下記の通り一部役員に変更があった。

　続いて、来賓として挨拶に立った竹山 隆也　日販取締役は、長野日販会の新体制への期待を述べた上で、「第25回の総会開催を記念して、書店と出版社がタッグを組んで1年間にわたり販売強化体制を作る『信州絆プロジェクト』という企画が新たに実施される。この企画を通して、相互利益の拡大と絆の強化を目指していただきたい。日販としても、絆というキーワードをしっかりと理解し、出版業界全体が一体となれるよう事業活動をサポートしていきたい。
　また、日販が全社施策として9月期に行った雑誌の定期購読獲得キャンペーンの効果が、10月期の売上回復に繋がった。こうした施策によりお客様の来店機会を増やせば、定期誌以外の売上にも結びつくはずである。日販としても、今後も店頭売上にこだわった営業活動を行う。年末商戦に向けて、さらに進化した店頭イベント企画『祭』を開催するので、たくさんの書店に参加していただきたい」と述べた。

　なお、総会後に開催された出版社との商談会では、「信州絆プロジェクト」で1年間にわたり協力体制をとる書店と出版社のペアを決める抽選会が実施された。また、第25回記念事業の一環として作成した会員書店の案内小冊子「しょてん　なかま　のーと」を、会員書店ならびに出版社、運送会社に配布した。

≪新任≫
会　長：前澤 芳美（前澤書店　代表取締役社長）
副会長：中澤 富晃（宮脇書店大豆島店　代表取締役）
幹　事：唐澤 宏彰（株式会社ニシザワ　執行役員事業部長）

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