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日販 第68期組織改訂及び職制人事体制について

 この度、日販は第68期(2015.4.1~2016.3.31)の組織改訂及び職制人事体制を決定した。
第68期からスタートさせる新・中期経営計画は、出版流通改革のさらなる推進、書店から広がる新空間の創造と個客接点の拡大を柱としている。計画の遂行に向け、早期に成果を生み出す体制を確立することを主眼に、組織を再編した。主なポイントは、以下の通り。

■組織改訂の主なポイント

◎営業推進室にリノベーショングループを新設する。

個人の顧客を指す「個客」の購買意欲を高めるため、書店により感情的な価値を生み出す「新空間」を創りだしていく。リノベーショングループは、書店空間のデザイン、プロデュース、店舗の運営・指導から業態開発に至るまでを担う。

◎CRM事業部の組織ミッションを再定義し、CRM推進部と改称する。

Honya Club会員・加盟店のみならず、あらゆる個客・書店をターゲットに売上アップ・サービスアップを目指す。リノベーショングループが創り出す「新空間」と「個客」をつなげるために、様々な個客接点を創り、広げていく。まずは、スマートフォンを軸としたインフラを構築し、情報発信からイベントの展開まで、書店の利益につながる仕掛けづくりに取り組んでいく。
 
◎マーケティング本部の書籍部・雑誌部を廃止し、流通改革推進グループ・販売企画グループ・仕入部を置く。

●流通改革推進グループ
買切スキームの構築、時限再販の拡大、「PPI」といった利益指標に基づいた優先販売を軸に、出版流通の変革に挑戦する。変革とは、書店マージンの還元目標を達成し、かつ書籍で儲かる業界構造を創っていくことを指す。

●販売企画グループ
「新空間の創造」や取引先の業態変化に伴い、店頭は商材の垣根を超えたシームレスな売場に変わっていく。売場起点でMD機能を一元化していくことを目的に、組織を新設した。店舗・売場の魅力を高める、書籍・雑誌の垣根を超えた商品企画を提案していく。配下に、MDチーム、コミックチーム、ムックチーム、実用書チームを置く。

●仕入部
仕入・配本機能の統合・整理を進めていく。このプロセスに対応して、商材ではなく、「仕入」という概念を上位に引き上げるため仕入部を新設した。配下に、書籍・雑誌という商材単位の組織を置く。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 経営戦略室経営企画グループ広報チーム 担当:丸
TEL.03-3233-3829 FAX.03-3295-4075
E-mail:press@nippan.co.jp