NIPPAN 日本出版株式会社

東京第二支店 営業 課員
石川 絵里 2010年入社

※部署・職階は取材当時
石川 絵里

書店運営の課題を解決する提案がメイン

仕入部門から営業に移ってきて2年目です。現在、都内と山梨県の30店舗ほどの書店を担当しています。日々の営業の仕事は書籍や雑誌などの商品の注文を取ることも大事ですが、書店に合った商品提案や売り場提案などで、書店運営の課題を解決し、販売を促進するためのお手伝いをすることが大切です。ランキングや売れ行き良好書以外の、そのお店に入っていない商材の提案をすることに力を入れていて、導入後の展開や販売促進もサポートします。担当する店舗には大規模チェーン店もあれば、個人商店や図書館・学校への納品のみの店舗などもあり、それぞれで課題は変わります。

たとえば、児童書に強いある書店では絵本やキャラクターのグッズなどがよく売れていましたが、飛び出す絵本などの仕掛け絵本が棚に並んでいませんでした。そこで、クリスマス前の企画として仕掛け絵本の展示販売の提案を行い、実現できました。仕掛け絵本は贈り物用に選ばれるので、状態の良い美本が好まれます。と同時に、どんなものかを確認する見本も必要になるため、出版社と見本になる拡材の交渉をして、仕掛け絵本のコーナーを作りました。売り上げは良好で、店舗からも感謝されました。これは一例ですが、その書店に必要なものを考えていくという姿勢はいつも一緒です。

書店の方の話を伺い、信頼を築く

担当する30店舗それぞれを、月に1回程度は訪問します。週に1回は1人で山梨県の店舗を回ります。特急で甲府まで行き、そこからはレンタカーで各書店に伺います。営業に移るまではずっとペーパードライバーだったので、自動車教習所で初心者講習を受けました。山道も多く最初は運転が怖かったのですが、すぐに慣れました。

石川 絵里

営業の仕事は楽しいです。最初はわからないことが多くて大変でしたが、毎日できることが増えて、自分が成長できている実感があります。以前の仕入の仕事は出版社の方とお話しするのがメインでしたが、お客様が実際に商品を手に取って購入する書店という現場を見ているといろいろな気づきがあります。書店がきちんと利益を上げることが、出版ビジネス全体の起点になるのだと思います。

日販社内には販売分析などのためのさまざまなツールがありますが、まず営業として必要なのは、そうしたものを使うよりも書店との信頼関係を築くことです。そのためには書店の方の話を伺うことが重要だと、異動してきてすぐに教わりました。会話のなかで、書店の課題を見つけ一緒に解決を目指すことができるようになってきましたが、まだ書店経営の数字による判断などは難しいです。今後はPL(損益計算書)などを熟知できるように勉強していきたいと考えています。

日販では女性の営業職が増えています。女性は、細かい気配りができるので助かると言ってくれる書店の方もいます。読者目線の意見をほしいと言われたこともあります。女性は流行にも敏感ですし、話しやすく感じる方も多いのでしょう。先輩には外回りをしながら仕事と子育てを両立している方もいますし、女性の働きやすい環境が提供されていると思います。

学生の皆さんへのメッセージ

石川 絵里

学生時代に、会社に入ってどんな存在になりたいか、どんなことをしたいかを思い描くことが大切です。なかなか具体的なイメージを持つのは難しいかもしれませんが、私の場合は「かっこいい女性になりたい」と思っていました。日販は仕事の選択の幅が広い会社で、新たな仕組みやフィールドが広がっていますので、チャレンジのしがいがあると思います。

社歴 ※部署名は当時

2010年 入社
マーケティング本部雑誌部定期誌課で幼児誌、幼年誌の仕入を担当。

2015年 東京支店営業第二課(現、東京第二支店)に異動。
都内と山梨県の書店を担当し、現在も精力的な書店サポートを行っている。