NIPPAN 日本出版株式会社

流通計画室 流通計画グループ 流通計画チーム チーフ
柴田隆志 2007年入社

※部署・職階は取材当時
柴田隆志

出版不況だからこそ求められる、効率的な物流スキーム

出版物を実際に書店へ届ける物流は、文化のインフラともいえる取次の核です。
中でも流通計画室は、日販の各センターが担っている物流業務全体に関わる部署です。各センターが扱う商品の量(以下、業量)や、それにかかる費用の管理、現状の業務改善、各部門と連携した新しいスキーム(=仕組み・体系)づくりなど、本体だけでなく、日販グループ全体における、より効率的な物流の実現を目指しています。

柴田隆志

日販は長い歴史のある会社のため、書店向けの雑誌送品、書籍の新刊・注文品送品、コンビニエンスストア向け送品、ネット書店のデポ(倉庫)向け送品など、商材・送品先ごとに流通センターを持っています。そして、それぞれに業界内でも専門性の高いシステム・FA機器・作業フロー・配送網が作りこまれています。
しかし、より効率的な物流を実現するために新しいスキームを作る場合、この作りこみが足かせになるケースがあります。既存の仕組みをどうほどいていき、何を加えていくかを考えなくてはならないのです。

周囲を巻き込み、チームで変革を起こしていく

新しいスキームを考え、実現していくためには、社内各部門との連携が必要になります。
流通計画室では、それぞれのメンバーが、生産性の向上や、収益改善・コスト削減と並行して、品質の向上(送品事故の削減や、在庫における出荷率の向上)など、物流をさらに改善していくためのプロジェクトを動かしています。どのプロジェクトも、関わる会社や社内の他部署のメンバーを巻き込み、同じゴールを見据えてチームプレイで取り組むことが重要です。

私が現在担当しているプロジェクトのひとつは、雑貨商品の在庫管理・送品作業の改善です。
グループ会社が管轄している雑貨の管理システムの一部を、日販の持つ出版物管理のシステムに移行して作業することで、生産性とサービスレベルの向上が期待できます。将来的には、雑貨ビジネスの拡大を視野に入れたシステムや、FA機器の検討が必要になってきます。

新しい仕組みを作っていくには、成長産業なら予算も多く、さほど難しくないかもしれません。
しかし出版業界では厳しい状況が続き、物流部門の業量も減少してきています。そんな今だからこそ、私たち物流部門は新しい仕組みづくりと効率を確保するための改善に挑戦し続けていきます。

学生の皆さんへのメッセージ

柴田隆志

いままでと同じことを続けるだけであれば、新しい人を採用する意味は無いと思います。私たち社員も心がけていますが、どんなに小さいことでも良いので仕事のやり方を変えていくこと、新しい何かを始めることが必要です。そんな熱意を持った皆さんと、一緒に働くことを楽しみにしています。

社歴 ※部署名は当時

2007年 入社
王子流通センターでセンター内の総務を担当。

2010年 ㈱DIP(現、日販アイ・ピー・エス㈱)へ出向
出版物の輸入等の事業に携わる。

2015年 流通計画グループへ異動、チーフへ昇進
各流通センターと連携して、物流改善に取り組んでいる。