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大人が選ぶ本と子どもが好きな本とにギャップがあって、本選びが難しいのですが。 |
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大人は、ストーリーをすぐ理解できるから物語の運びに繰り返しが多いと単調に感じてすぐにあきてしまうんです。でも子どもは何回も何回も聞いて少しずつ理解していくから、繰り返し進んでいくことが必要。また、大人には理解しにくい言葉の面白さや音の響き、ナンセンスも子どもは好みます。大人も、子どもと同じように先入観をなくして楽しみたいですね。 |
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子どもが面白がる絵本は、明るくはっきりとした絵や可愛らしい絵の本なのでしょうか? |
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モノクロでもお話が面白くて、ストーリーに絵が合ってわかりやすければ、みんなのってきます。色鮮やかな絵であっても面白くないものはやっぱり面白くない。色で選ぶのは大人の選び方ですね。モノクロの本は寂しいからと言って手にしないのはとても残念です。例えば『100まんびきのねこ』(福音館書店)や『もりのなか』(福音館書店)という絵本はモノクロなんですが、子どもたちは大好きですよ。 |
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自分で文字が読めるようになったら、読み聞かせをやめてもいいのでしょうか? |
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文字が読めるようになっても、子どもは「読んで、読んで」と言ってきます。「読んで」って言う間は読んであげる方が絶対いい。子どもは物語を楽しんでいるだけではなくて、読んでくれる大人との関係を楽しんでいるんです。この人とつながっていたいという、その人とのつながりを子どもは求めてるんです。絵がある本をたっぷり楽しんだ子は、文字の本にも移行しやすいですよ。 |
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実際に本を読む時は、どういう事に気をつければいいですか? |
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まずは大袈裟にならないこと。本ではなくて読んでいる大人を見てしまいますから。そして、子どもに読む前に目を通すといいですね。明るい感じの本なのか、静かにゆっくり読む本なのかがわかりますから。あとは早口にならないように、ゆっくり読むということも大事ですね。 |
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お話の途中で質問をしてくるので、すぐ中断してしまうのですが。 |
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簡単に説明してあげるのは大切だけど、そこから次々発展させないように。ひっかかる言葉というのは2回3回繰り返し読んでいくうちに、不思議と物語の流れのニュアンスや雰囲気でわかってきたりするんです。 |
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せっかく本を読んでいるのに、どんどんページをめくってしまう子は、本が好きではないのでしょうか? |
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先を見たい見たいという年齢の子どもには、無理してお話通りにしないで、絵だけ見る日があってもいいと思うんです。絵を見ながら子どもが指差したものに対して「あらそう、それ見つけたの」と声をかけてあげる。2、3回そうやって繰り返して、どのページにどういう絵があるというのを子どもがわかってきたら物語をつけてあげる、という読み方もあります。短気になって「うちの子はこの本は嫌いなんだ」と思わないで、気長に。日をおいて読んであげるといいですね。 |
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何度も同じ本ばかりを読みたがる時は、どうすればいいのでしょうか。 |
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これはもう大喜びですね。その子がその本を好きな理由があるはずですから。お母さんとしては、もっといろんな絵本を読んでほしいというのがあると思うんです。でも、例えばそのお気に入りの一冊が乗り物の本だとしたら、それを軸にして違う乗り物の本を追加してあげればいいんです。サラッと読む本100冊よりも、お気に入りの本が5冊あることの方が、私は大事なことだと思いますね。 |
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お母さんだけでなく、お父さんも読んだ方がいいのでしょうか。 |
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お父さんが読むことは、とってもいいと思います。思春期になって娘が父親に反抗するときも、幼い頃のあったかい思い出がある子とない子ではつながり方が違いますから。 |
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読み聞かせをしている方に向けてアドバイスはありますか。 |
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どうして今子どもたちがキャラクターの本や、テレビやゲームに関心がいってしまうのかを考えてほしいです。普段テレビを見せっぱなしにしている子どもに「本を読みなさい」という方が無理ですから。大人も本が好きで、読んで聞かせるのが好きだという気持ちがあれば、子どもは自然とついてくるはずです。日頃から親子の時間を大切にして、赤ちゃんの時からきちんと言葉をかけてあげることが大切ですね。本を読んでもらった子たちには聞く力が育っています。勉強も人を理解することも、すべての始まりは聞く力だと思います。 |
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