第30回新潟日販会総会を開催

　新潟日販会（会長：佐藤 巧　馬場書店社長）は、10月20日、新潟県内のホテル小柳で第30回総会を開催し、会員書店はじめ、出版社、日販関係者あわせて37名が出席した。

　冒頭、挨拶に立った佐藤会長は、「今年4月の消費税増税に伴う混乱が懸念されていたが、大きな混乱が起きることはなかった。ただし、今後も増税の話があり、店頭売上ならびに書店経営において非常に厳しい状況となることが予想される。取次である日販には、規模の大小、売上高の多寡に関わらず、こまめに書店に足を運んでもらいたい。そして、情報共有をすることで売上拡大に繋げていきたい。新潟日販会においては、ここ10数年、会員減が課題となっており、運営の方法を考える時が来ている。皆様から知恵やアイデアをいただき、より良い日販会の運営を考えていきたい」と述べた。
　次に、昨年度の事業経過報告・会計報告および今年度の事業計画案・予算案が審議され、いずれも可決・承認された。また役員改選を行ったが、現役員体制の継続となった。

　続いて挨拶に立った佐々木 孝行　日販信越支店長は、雑誌の定期購読獲得の取り組み強化や、出版社を招いての販売研究会、新商材の勉強会等、今までの日販会の活動の総括を行った上で、今後の出版業界発展への展望を語った。

　また、総会終了後の懇親会では竹山 隆也　日販取締役より、新潟日販会が昨年の拡販取組銘柄の目標を達成した事例が紹介され、その販売力の高さに対する敬意が述べられた。さらに、総会30回記念の新たな取り組みとして、総会内の抽選で選出された出版社二社（今回は主婦と生活社・ダイヤモンド社）のおすすめ銘柄を新たな取組銘柄とする「越・後・銘・品」の実施が決定されたことに対し、「拡販目標の達成を通じて全国にインパクトを与えてほしい」と期待の言葉を寄せ、会を締めくくった。

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