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本と遊ぼうこどもワールド 2014優良児童図書展示会 大阪会場開催

 日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:平林 彰 略称:日販)は、8月2日(土)から4日(月)まで、大阪市の大阪マーチャンダイズ・マート Bホールにて「本と遊ぼうこどもワールド 2014優良児童図書展示会」を開催した。同展示会は、1978年以降毎年全国各地で開催しており、大阪地区では5年続いての開催となった。

 2日(土)のオープニングで、挨拶に立った加藤 哲朗 日販専務取締役は関係者への謝意を述べた後「中高生の読書離れを止めるには、小学校までに本を読む習慣をつけること、本が楽しいという感動を覚えるということが大切だと思う。また、児童図書展示会は子供たちに種を蒔く運動と考えている。すぐに本を読む人が増えるわけではないが、将来その種が花を咲かせ、もう一度本を読む人が増えるように、今後も出版業界を上げてやっていきたいと考えている。ご協力をお願いしたい」と述べた。

 続いて共催の日本児童図書出版協会を代表して挨拶に立った時枝 良次 光村教育図書株式会社代表取締役社長は「先般、学校図書館法が一部改正され、学校司書が正式に認められた。この法律が注目される背景として、学校で言葉の力が非常に重視されていることが挙げられる。これを下支えしているのが学校図書館である。科学の本や知識の本など色々な書物を学校図書館に揃えることが子どもの創造力を発揮させることに役立っており、だからこそ今、学校図書館の充実が重視されていると考えている。 この大阪会場では、オリジナル企画として大阪こども「本の帯創作コンクール」コーナーがある。これは、お子様たちが読んだ本を人に勧めるために、どう表現したらいいか、どう描いたらいいか、どう帯の形にしていくかを考えて創作されたもので、言語活動としても大変すばらしい。 多くのお子様に、大人になって思い出に残るような本との出会いがあることを願っている」と述べた。続いて、児童福祉施設へ図書の贈呈が行われた。

 読み聞かせ会やお客様参加型の企画も大好評で、3日間とも雨天続きで天候に恵まれなかったものの、開場前から大勢の親子連れが来場され、入場者数は3日間で3,719名と、非常に賑わった。また展示では大阪会場オリジナル企画の「本の帯創作コンクール」コーナー、「アナと雪の女王」コーナーなどが注目を集めた。

 その他のイベント・講演会は以下の通り。

8月2日(土)
「平田昌広さんと平田景さんのメオトよみ絵本ライブ&サイン会」は、会場内の大きなモニターを使って遠くからでもとても見やすく、1時間30分の楽しい読み聞かせであった。サイン会も盛況であった。  
「ぷくぷく文庫」のみなさんによる読み聞かせ会も、子どもたちはみな熱心に聞き入っていた。

8月3日(日)
「親子いっしょに辞書引き学習を体験しよう!」には41組82名の親子が参加し、辞書引きへの関心の高さが伺われた。
「岡田よしたかさん 読み聞かせ&サイン会」も、自作の大型紙芝居で楽しい工夫がたくさんあり、大いに賑わった。

8月4日(月)
「人形劇団ねこじゃらしによる人形劇」は今年も昨年同様に人気を集めた。大がかりなセットで迫力もあり、会場は多くの立ち見も出て熱気に包まれた。

 そのほか、3日間それぞれ先着30名様のイベントとして開催した「トリックアートに挑戦!『エイムズの部屋』を作ろう」、「バルーンアートを作ろう」は毎回人気が高く、整理券は完売した。これまでも人気の高かった絵本館「いいからエコバッグ」も実施した。また、お絵描きコーナー(写し絵)を用意したテーブルはいつも満席状態で、今回も非常に人気が高かった。日販創立65周年企画として実施した「本を読んだ感想を絵にして図書カードを手に入れよう」で、子どもたちに描いてもらった絵を会場内に全て掲示したところ、自分の描いた絵を探したり、子どもの絵を背景に記念撮影したりする光景があちらこちらで見られた。リピーターの来場者も増えてきており、来場者からは「楽しかった」「いい内容の展示会であった」など、次回の開催を望む声が多数寄せられた。

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